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出演し続けることが肝心 ~【櫻坂46】JAPAN JAM 2022初出演を受けて~

昨日(5月1日)に開催された「JAPAN JAM 2022」に、櫻坂46が出演した。
例年参加していたロッキンジャパンフェスと同じ系列の千葉県開催のフェスである。
今回の「JAPAN JAM」の出演は初となるのだが、毎年フェスに参加してきているだけに、全く危なげない、むしろ貫禄すら感じられるステージとなったようだ。

衣装は、昨年末の「COUNTDOWN JAPAN 21/22」に出演した時と同じフェス用衣装であった。
激しい楽曲でも、穏やかな楽曲でもマッチする絶妙なデザインとなっており、シンプルな背景でも非常に映えるような工夫が施されている。
セットリストも、フェス用に盛り上がることを優先したものである。

JAPAN JAM 2022 於:SKY STAGE
セットリスト
01. Dead end
02. 流れ弾
03. 五月雨よ
04. 無言の宇宙
05. Buddies
06. Nobody's fault
07. BAN

1曲めは、最近のライブでは定番の盛り上げ曲「Dead end」である。
これで一気に観客を櫻坂46のペースに巻き込んでいく。
続いて、紅白でも披露した「流れ弾」で会場全体を上昇気流に乗せて、高みにまで運んでしまう。
その後、「五月雨よ」と「無言の宇宙」でしっとりと落ち着いた中、素晴らしい歌を披露し、すっかり観客を虜にしたところで、「Buddies」によって、一体感を強めていく。
櫻坂46としての幕開けの楽曲「Nobody's fault」で、グループの世界観を見せつけ、櫻坂46らしさが詰まった「BAN」でライブを締めくくるという完璧な構成である。

普段とは違うファンだけの空間ではないフェスという場は、櫻坂46の魅力を広く知らしめるための大きなチャンスである。
欅坂46時代から、このフェスという場で、全く彼女たちを知らない人たちをも魅了してきたという実績がある。
今回も、無事にこのチャンスを活かして、結果が残せたようである。
有観客というライブの機会に、しっかりとしたパフォーマンスをしていくことは、その会場にいた人たちだけでは留まらない波及効果が期待できる。
ライブのパフォーマンスを目の当たりにして、歓喜し興奮した人たちの口コミ以上に、確かで頼りになる伝達手段は存在しない。
地道な活動ではあるが、フェスに参加し続けることは、彼女たちを確実に夢や目標に近づけるものとなるだろう。
このような機会を重ねていくことで、ライブへの観客動員数やCDの売上げ、MVやサブスクの再生回数という数字となって、結果が現れてくるだろう。
どのようなチャンスも1回だけでは、それは本物とは言われない。
2回、3回と繰り返しオファーされるようになって、やっと一人前として評価されるようになるからだ。
その点、欅坂46時代からの出演実績は、まさに本物の証しと言えるだろう。
この伝統の灯を絶やすことなく、これからも一層輝かせていただきたい。
音楽を愛する人たちが集うフェスという機会を、どんどん活かして、渾身のパフォーマンスを披露しつづけていけば、海外への進出もぐっと近づいてくることは間違いない。


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