見出し画像

救い人 ~【櫻坂46】理佐さん卒業記念企画を観ていて~

昨晩の「そこさく」は、先週に引き続き、理佐さんの卒業を記念した企画が放送された。
前半から引き続き、二期生たちの理佐さんへのメッセージがご本人を目の前にして披露されていたが、彼女たちの思いがこもったコメントの中に、頻繁に登場してきた言葉がある。
それは、「理佐さんに救われた」である。
一期生が卒業する時は、同じ苦楽を共にしていることもあり、あまり登場してこなかった言葉が、二期生たちからは、次々と登場してきていることに驚く。
それだけ、親身になって、愛すべき後輩たちのことを見守り、フォローしていたのだろう。
二期生たちが抱えている悩みは、全く未経験の状態からグループに加入した理佐さんも、経験したものが多いのだろう。
ダンスや歌、バラエティー番組でのコメントなど、当時不安だった自分を振り返り、同じような場面に遭遇している相手に、一番相応しい態度で接していたことが、今回の二期生たちのコメントから感じられる。
その大きな慈悲に触れた二期生たちが思った素直な感想が、「救われた」であったのだろう。
人に感謝する時、このような言葉が出てくるのは、本当に稀である。
それだけ「櫻坂46」として活動していくことは、外から見えている以上に大変なことなのかもしれないが、その中で、打ちひしがれている二期生たちをすくい上げていた存在が理佐さんなのだろう。
外から見た雰囲気のまま、クールに接することが多く、余り多くを語らずに背中で教えるタイプの人なのではないかと思われがちなのだが、それは理佐さんの一面を見ているだけに過ぎない。
欅坂46に応募する前は、保育士さんになることも考えていたようなので、人のお世話をするのは、元々苦にならないのだろう。
一期生たちのインタビューで、理佐さんと一緒に出かけたことがあるメンバーが口を揃えて言うのは、行こうと決めた後、あっと言う間に予約や手配を全部してくれるというエピソードである。
かなりせっかち気味な彼女は、行くと決めたら、もうすぐに対応しないとどこか気分が落ち着かないのだろう。
一期生メンバーは、元来「妹気質」の人が多いので、誰かがやってくれるとわかると、お任せすることに余り抵抗がないはずである。
そのような意味では、理佐さんは重宝がられていたのではないだろうか。
理佐さんとしては、二期生に対しても、いつも通りの感覚で、接しているだけなのかもしれないが、やってもらっている二期生からすると、それはもう「救い」になっていたということは十分に考えられる。
後輩に注意したり、励ましたりする時は、その相手と一緒の空間で、他人に分からないような形ですると、相手も素直に聞いてくれることが多い。
理佐さんは、そのような「さりげない親切」が得意なのかもしれない。

・・・などと考えながら、今週と先週の「そこさく」をGYAO!で何度も繰り返し観ている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?