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層の厚さ ~【櫻坂46】4枚目シングルのフォーメーションを見て~

4枚目シングル「五月雨よ」のフォーメーション発表が、「そこさく」の中で行われた。
3枚目で表題曲センターを変えてきたこともあり、今回はどのような形でくるのか、ファンの間でも、予想が出来ない状態であった。

実際の発表をみると、山﨑さんがセンターとなっており、また新しいスタイルで勝負することになるのだろう。
高校生となって、身長の伸びも著しく、文字通り、成長が止まらない彼女を大事な4枚目で投入したきたことに、どのような意図があるのだろうか。
運営側の意図は、まだ分からないのだが、これも楽曲の解禁があれば、納得できるものとなるのだろう。
山﨑さんをセンターにすると、どうしても生放送の番組に出演しにくい状況となる。これは、欅坂46のころ、平手さんが18歳未満の時期が長かったことで、遅い時間の生放送番組では、収録となっていたことを思い出す。
テレビやラジオの番組で、プロモーションをしていく時に、どうしても、この辺りが不利になるはずなのだが、それにも関わらず、山﨑さんにセンターを任せていることに、かなり大きな理由があることだけは確かである。

森田さんがセンターの時は、すぐ後ろのメンバーにかぶることがないので、余り身長のことを気にしなくてもよいのだが、山﨑さんは、土生さんに次ぐ高身長である。
そのため、山﨑さんからの縦のラインには、高身長の理佐さんと土生さんが選ばれているのが面白い。

理佐さんと原田さんが、このシングルの活動をもって卒業してしまうため、原田さんも表題曲選抜に入るかと思っていたのだが、そのような卒業記念の忖度は一切なく、楽曲重視のフォーメーションを組んできている。
この姿勢から、「チーム櫻坂」がさらなる高みを目指していることがわかる。

先月行われた「BACKS LIVE!!」で、圧倒的なパフォーマンス力を見せつけた小池さんと藤吉さんが、櫻エイトに復帰したのが、特筆すべきところだろう。
山﨑さんを中心に、森田さんと田村さんをシンメに置いていることから、今回の楽曲も、かなりダンス重視なものとなりそうである。
2列目も、パフォーマンスに定評がある小池さん、小林さん、理佐さんが真ん中に控えているため、相当難易度が高いものが観られることが期待できる。
梨加さんが脱けたところには、同じくビジュアル担当である守屋さんが入り、グループ全体の高いビジュアル要素を維持している。「ラヴィット」でシーズンレギュラーを務めていたこともあり、世間での認知度も高いため、いろいろな番組に出演する時に活躍してくれそうである。
櫻エイトの左側が、森田さん、小池さん、守屋さんという形で身長差が少ないため、デコボコとした印象とならないように配慮されているのがわかる。
3列目のメンバーをみると、あまり身長が高くないメンバーが多いのだが、この布陣からは、TAKAHIRO先生お得意の前後の列が入れ替わる演出が入ってくるのかもしれない。

ファンとしても、「BACKS LIVE!!」のパフォーマンスを観ているため、誰が表題曲選抜になっても納得することができる。
逆に、誰が来てもおかしくないレベルまで「層が厚くなった」ことを、喜ぶべきなのかもしれない。
まだまだ先のことであるが、理佐さんと原田さんが卒業された後は、21人体制となるため、表題曲も全員選抜となることが予想される。
その時に、この誰が来てもおかしくない状況というのは、大変な強みとなるはずである。
「チーム櫻坂」が、欅坂46時代のやり方から学んだことは、櫻坂46として大きく飛躍していくことで、素晴らしい花を咲かせることだろう。
そんな素晴らしい未来は、もう彼女たちから見えるところまで近づいてきている。

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