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意外に分散されていない? ~【櫻坂46】1st~4thシングルまでの編成をみて~

「BACKS LIVE」を経てから、グループ内でオリジナルメンバーとなる楽曲にばらつきが出てきたような感覚あったため、過去のシングルから、担当している楽曲数を調べてみた。
櫻坂46となったばかりの1枚目~2枚目のシングルでは、担当している楽曲数がはっきりと分かれていた。
櫻エイトメンバーが、7曲全部に参加しているのに比べ、BACKSメンバーが参加している楽曲は2~3曲となっていた。
ポジションも、2列目までは固定しており、センターが変更されるだけであった。
そのため、受ける印象が、あまり変化することがなく、どちらかというと画一的なイメージとなっていたように思う。
これは、グループコンセプトやパフォーマンススタイルを模索中であったことも大きな要因だろう。
そこから、世間に対する印象をある程度統一したいという意図を感じるのだが、実際にライブのことを考えると、櫻エイトの負担が大きかったことがわかるだろう。

3枚目の「流れ弾」は、BACKS LIVE後にリリースされたシングルであるため、担当する楽曲数がかなり分散されることになった。
一番担当数が多かったのが小林さんで「5曲」だった。
彼女以外の櫻エイトメンバーでも「4曲」を担当するのみで、1~2枚目の頃に比べると、担当楽曲が減っている。
BACKSメンバーの中では、2枚目まで櫻エイトであった藤吉さんと、副キャプテンの松田さんが、櫻エイトと同数の「4曲」となっているのが面白い。
二人とも、このシングルから組まれたユニット曲を担当していることが、楽曲数が多い要因である。
それ以外のメンバーは、相変わらず2~3曲を担当するのみであり、印象ほど担当楽曲数が分散していなかった。

今回の4枚目シングル「五月雨よ」は、3枚目とは異なり、櫻エイトメンバーが担当する楽曲数が、再び増えている。
・6曲・・・森田さん、守屋さん、山﨑さん
・5曲・・・小池さん、小林さん、田村さん、藤吉さん
理佐さんが、2曲しか担当していないのは、卒業後の影響を考慮しているのかもしれない。
6曲を担当している3人は、今回ユニットを組んでいることが曲数が多い要因である。担当数が多いメンバーに、あえてユニット曲を与えたことに、運営側の意図が感じられる。
BACKSメンバーの中で、特筆すべきは、武元さんが担当する楽曲が多いことだ。
・5曲・・・武元さん
・4曲・・・上村さん、土生さん、井上さん、大園さん、関さん、松田さん
上の状況を見ると、最近、外番組への出演が相次いでいるメンバーであることがわかるだろう。
元々、レギュラーがある土生さんや松田さんの参加曲数が多いのは順当と言えるが、それ以外のメンバーについては、これから外番組に出演する機会が増えていくことが予想される。
今まで櫻坂46の顔として活動していた理佐さんと原田さんが抜けた後、その役割を担う中心メンバーとして、運営側が期待しているのだろう。

今までのシングルの参加楽曲数を累計でみると、次のようになる。
・24曲・・・小林さん、森田さん、山﨑さん
・23曲・・・田村さん、藤吉さん
・22曲・・・小池さん
・20曲・・・理佐さん
・19曲・・・菅井さん
きれいに、全員が櫻エイト経験者である。
今回のシングルで参加曲数を絞っている菅井さんと理佐さん以外は、22曲以上を担当している。全体が28曲であるため、ほとんどの楽曲に参加していることがわかるだろう。
累計で見た時、次にくるのは、
・14曲・・・土生さん、武元さん、松田さん、守屋さん
・13曲・・・大園さん
・12曲・・・井上さん
となっており、まだまだ担当楽曲数に開きがある。
一番多い14曲を担当するメンバーでも、全曲の半数に参加するだけに留まっているため、ライブなどでセットリストを工夫していく必要があるだろう。

櫻エイトになるメンバーも、1~2枚目シングルまでは、一期生と二期生の参加数が同じだったのだが、3枚目シングルからは、比率を変えてきている。
3枚目シングルは、一期生が5名、二期生が3名。
4枚目シングルは、一期生が3名、二期生が5名である。
これを見ても、二期生に主軸が移ってきていることがわかる。
二期生の表現力や対応力の向上が、このような結果に繋がっていると思われるのだが、やはり、このような流れを見ても、理佐さんが安心して卒業できる状態に、グループ全体がなってきていることが感じられる。
昨日発売されたnon・noでは、理佐さんが表紙と巻頭を担当しており、グループ卒業にあたって、彼女の心境を知ることができる、かなり詳細なインタビュー記事も掲載されている。
卒業のタイミングだからこそ話せる内容も、今回は真っ正面から話してくれているので、まだの方は、一読されることをおすすめしたい。

先週は、卒業メモリアルブックの発売にあたって、理佐さんの供給が多かったのだが、明日のTGCにも参加することになっており、供給が多い状態が続いている。
理佐さん個人のInstagramも開設されたので、卒業後も、彼女の情報に触れる機会はあるのが嬉しい。(Instagramアカウント:_risawatanabe_)

梨加さんや守屋さんの時もそうだったが、やはり、メンバーの卒業は何回経験しても慣れることはない。





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