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肩の力が抜けてきた? ~【櫻坂46】実感できる二期生の成長~

 昨晩の「そこ曲がったら、櫻坂?」を観ていても感じるのだが、最近、一期生が「グループを背負っている」感が薄れてきている。
 これは逆に、二期生がしっかりとグループを支えてくれるようになっていることを現しているとも言えるだろう。

 一期生は元々「妹」気質が強い。
 実際の家族構成をみても、妹であるのは、上村さん、尾関さん、小林さん、齋藤さん、菅井さん、理佐さんと、現メンバー9名のうち6人までが「妹」である。残りの3名の中で、長女は原田さんだけで、小池さんと土生さんは一人っ子である。
 このような兄弟構成が多いことが、少なからずグループの色に影響を与えていることは間違いないだろう。

 ちなみに、二期生の兄弟構成をみてみると、長女は、関さん、武元さん、藤吉さん、山﨑さんの4名。残りの10名は、すべて妹である。二期生メンバーの中でも、最初に入ったメンバーの中に、長女が多いことがわかる。

 ひとことで「妹」といっても、兄弟の人数構成や、兄が上にいるのか、姉が上にいるのか、自分より下の存在がいるのか、自分が末っ子か・・・などによって、微妙に性格が変わってくるようであるが、一般的には、次のような性格であると言われている。

家庭における「アイドル」的な存在。
長子が既にいる家庭に生まれてくるため、「一番小さな子供」として家庭内でちやほやされる。親も長子を育てた経験から、適度に肩の力が抜けたほどほどの教育になっていくこともあり、それが子供にも伝わって、長子のように「しっかりしなくては・・・」という責任感や、「長子だから・・・」というプライドのようなものを持つことはほとんどない。
家族を笑顔にしようというサービス精神が旺盛。
揉め事を避け、ノリや雰囲気を大事にする社交性がある。
兄や姉の行動を手本として学ぶことに慣れているため、
したたかで要領がよく、世渡り上手という一面もある。

 実際の兄弟構成でも「妹」であるメンバーが、職業としてアイドルを選択しているのは、正解と言えるだろう。ただし、これだけ「妹」気質のメンバーが多いと、積極的に前に出て、何かをするということを避けるようになっていくのは、必然かもしれない。いつも先にやって失敗している姉や兄の姿を見て、しかられないように注意するようになるからだ。

 欅坂46の時も、21名の中で、長女は、原田さん、守屋さん、米谷さんの3名しかいなかった。
 彼女たちは、オーディションに合格した時から、一貫して「大人しく人見知りが多いグループ」という印象である。
 しかし、これは、別の見方をすると、妹気質が前面に出た結果と言えるのかもしれない。
 家族の中では、いつも大人たちに守られていることから、傍若無人に振る舞うことが許されているのだが、いざ自分が矢面に立ってしまうと、そのやり方が通用しない。そこで、持ち前の要領の良さから、周りの顔色をうかがいながら、恐る恐る行動することになる。その様子は、人見知りの行動に限りなく近い。
 2016年に放送されていた『欅って、書けない?』の「楽屋隠し撮り」回では、彼女たちの天真爛漫な様子が映像として残っている。人前に出ていない時のメンバーたちは、ふだんの番組での様子とはまるで違い、明るく元気におしゃべりをしている。これだけを見ていると、ごくごく普通の女の子たちの集団であることがわかるだろう。

 最近の冠番組やラジオ出演などをみていると、この楽屋風景に近い様子がだんだんと出てきているようである。これは、元々「妹」気質が強い一期生が、一生懸命、お姉さんとしてグループ全体を支えていたことから解放されて、二期生に任せられるようになってきていることを示している。
 二期生が前面に出て活躍していくことで、一期生が本来持っている天真爛漫さを自然に出せるようになってきていることから、グループ全体がより魅力的になっているのが、最近の活動を見ていても実感できる。

 二期生のさらなる成長が、櫻坂46をより素敵なグループへと進化させてくれる未来を、これからもずっと応援していきたい。
 

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