全ては、櫻坂46として活動するために! ~【櫻坂46】理由が説明されない時は要注意?~
菅井さんが卒業するという衝撃がまだ残っている最中、守屋さんの写真集が発売された。
卒業発表が大きな影響を及ぼすことがないように、最適な日時が選ばれたことから、無事、写真集も話題になっている。
この流れは、余りグループのことを知らない人にとっても、世代交代を印象づけるものとなるだろう。
外番組に出演するメンバーを見ても、二期生がメインとなっており、すっかり「櫻坂46」の顔として、世間にじわじわと浸透してきている。
昨年末から今年にかけて、二年目は「一期生の転機」を見守る時期となっている。
運営から、メンバーの活動に関する「お知らせ」が発表される時、理由がはっきり明かされないことがある。
昨年9月9日に発表された小林さんの「休養」も、その一つだ。
全国ツアーを目前に控えたタイミングでの発表となり、非常に残念に思ったファンも多かっただろう。
櫻坂46として初の全国ツアーであるため、小林さんと理佐さんという最強コンビが参加しているライブが、どのようなものになるか楽しみしていたからだ。
結局、このツアーに参加すること無く、彼女のパフォーマンスを目の当たりにできるのは、「1周年記念ライブ」までお預けとなった。
その後に続いた「一期生の卒業」を思うと、小林さんの休養は、このための準備であったように思えてくる。
一緒に活動を続けてきた一期生が卒業してしまうことは、彼女にとっても、なかなか受け入れられない、というより「受け入れたくない」出来事であったはずだ。
そのために、気持ちの整理をつけ、覚悟を決める意味でも、自身の活動を休んででも、考える時間が必要だったに違いない。
今の状況を思うと、あの時の彼女の言葉に合点がいく。
このブログを読むと、一期生の卒業は、かなり早い段階から検討されていたことがわかる。
ファンやグループに対するインパクトを最小限にするために、順番や時期なども、かなり綿密に調整されたのだろう。
グループで活動する限り、このようなことは常に考えていかなければいけないことである。
それぞれのメンバーも、どのような人生を歩んでいくか、活動を続けていく中で次第にかたまってくるのだろう。
グループに加入することで、初めてトライできるものも少なくない。
もちろん、アーティストとして、音楽活動をしていくことが中心となることは間違いないが、個人での「モデル」や「女優」、「タレント」など、少しずつ準備を進めながら、機会があれば挑戦できるのは、グループで活動する魅力と言える。
そのような個人で受けるオファーをこなしているうちに、段々と進みたい道が見えてくることも多い。
加えて、その活動に手応えがあった時、その道に専念したいという気持ちが芽生えてくるのだろう。
櫻坂46としてパフォーマンスすることと、それらの活動が両立できる場合は良いのだが、それが出来ないとわかった時、進路を決めることが求められる。
この葛藤が大変なものであろうことは、容易に想像できる。
それは、どちらの活動も決して嫌々やっているものではないからだ。
小林さんは、一期生の中では、非常に器用なメンバーの一人である。
歌やダンスもうまく、楽器がいくつも出来、運動神経もよく、演技もうまい。
もちろん、スタイルも抜群で、小顔で脚が長いという属性は、理佐さんと同じものである。
コメント力もあり、その場にぴったりなコメントを言わせたら、彼女の右に出るものは余り見当たらない。
まさに、「櫻坂46のオールラウンドプレーヤー」である。
そんな彼女が放っておかれるわけもなく、「with」の専属モデルを長年務めている。
そのため、二期生たちから非常に頼りにされ、尊敬を集めていることがわかる。
彼女は、欅坂46時代から、困難な場面に直面した時、中心となって活動してきている。
その最たるものは、2018年の紅白出場だろう。
平手さんが不在の中、『ガラスを割れ!』のセンターという重責を立派につとめあげた。
前年の『不協和音』が、いろいろな意味でかなり話題になったこともあり、どのようなものになるか注目されていたところで、センターの不在という事態は、誰もが逃げ出したいものであったはずである。
その中にあって、小林さんは、それを受けて立ち、紅白という大舞台に挑んだ。
櫻坂46として活動することになり、これからという時期に、欅坂46の中心メンバーが次々と卒業するという事態は、2018年の紅白出場に匹敵するレベルのものである。
グループやファンに対するインパクトが尋常ではない時に、これからのグループを担い、中心となって活動できるメンバーとして、小林さんの肩にかかる重みはとてつもないものと言えるだろう。
小林さんと運営が、そのために協議を重ね、「休養」という結論に到ったことは、今にして思えば、納得のものである。
ライブをこよなく愛している彼女にとって、グループ初の全国ツアーを休むということに、大変な葛藤があっただろう。
それでも、彼女が重責に押しつぶされる前に、この配慮がなされたことは、運営側の好ジャッジであると言うことができる。
様々な困難やアクシデントが巻き起こっていた「欅坂46」が、今もなお、「櫻坂46」として活動を継続してくれていることに、ファンは大いに感謝すべきだろう。
「改名」という選択肢の他に、「活動終了」ということもあったはずである。
それらを乗り越えて、画面の中やライブで、笑顔いっぱいで活動をしているメンバーの皆さんを見ていると、もはや尊敬の念しか湧いてこない。
そんな彼女たちを応援できることが、本当に幸せである。
ファンとして、何をすることが彼女たちの活動を応援することになるのか、今一度、考えてみると良いだろう。
ファンの一人として、少なくとも、彼女たちの素晴らしい活動を汚すことだけはしたくない。
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