見出し画像

ぐんまワンデーパスでめぐる群馬県の鉄道 ①わたらせ渓谷鐡道

ぐんまワンデーパス

ぐんまワンデーパス・ローカルパスは、いつでも購入できていつでも使えるフリーパスで、群馬県内(一部隣県)の鉄道およびJRバスが利用できる。ワンデーパスは新幹線が使えて2670円、ローカルパスはスマホで購入するタイプで2370円。鉄道会社が多い上に利用日の制約がなく、かなりお得で使いやすいパスと思われるし、このエリアはJR以外の路線は週末パスでも利用できないので、むしろJRを制覇済みの私にとっては乗ってくれと言わんばかりのパス。

わたらせ渓谷鐡道

群馬県東部は桐生市の桐生駅から栃木県日光市の間藤駅を結ぶ44.1kmのわたらせ渓谷線の1路線を持つ第三セクターの鉄道会社。群馬県他沿線自治体と地元地銀が出資して、1989年に国鉄解体時に分離させることが決定されていた赤字ローカル線の足尾線を引き継いでいる。元々は足尾銅山から産出される鉱石輸送のため鉱山を経営していた古河グループによって建設され、国策として国鉄へ買収。その後1973年には足尾銅山が閉山、鉱業の衰退とともに利用者が減少している。

名前の通り渡良瀬川の渓谷を走っていることから、特に沢入駅付近は川と谷の景観が良く全国指折りで川に近いところを走る。そのため窓が無いトロッコ列車などの観光列車も設定されている。水沼駅には温泉施設があったり、渓谷での登山やキャンプなどのレジャー利用促進、足尾銅山観光など力を入れている。南側の桐生駅~大間々駅の間は市街地を走っていて、朝夕は本数も多め(といっても1時間に2本)で通勤・通学需要もあり、JR両毛線、東武桐生線、上毛電鉄線などとの乗り換えもできる。


朝は東武桐生線の赤城駅から大間々駅まで1kmちょっと歩いてきました。この辺りは元は大間々町という自治体で、平成の大合併でみどり市となりました。
大間々駅はわたらせ渓谷鐡道の本社と車庫がある拠点駅。トロッコ列車はこの駅始発。
車両はわ89形、地方の非電化ローカル第三セクター線で活躍する富士重工製。30年経過している。車体の色は銅山にちなんだあかがね色がトレードマーク。
下りの間藤までいく始発で大間々駅6:58発、大間々駅乗車時には東南アジア系の若者が10人と私1人、途中駅で全員降りた。仕事場があるのか、もしくは桐生方面で夜勤明けで宿舎があるからかと思われる。地方ローカル線では車を持っていない学生と出稼ぎ労働者しか乗っていないのはよくみられる風景。
天気がいまいちですが
渓谷を行く
相老駅は東武桐生線との乗換駅
桐生駅
桐生駅から次は上毛電鉄の西桐生まで500mほど歩く。

補足すると桐生駅~沢入駅までが群馬県なのでワンデーパスは沢入駅まで利用可、終点まで乗るには沢入駅~間藤駅の370円×往復必要。ワンマンなので運転士に言って生産してもらえばOK。トロッコ列車はワンデーパスでは利用できないので注意(乗車券としても使用できない)。

足尾銅山

おととしですが足尾銅山にはカブで行ってます。

足尾駅
トロッコ列車
足尾駅~間藤駅間の旧鉄橋と左のわたらせ渓谷鉄道線の現行鉄橋
足尾銅山を経営していた古河財閥の迎賓館。今は展示施設になっている。
足尾銅山は観光用トロッコに乗れるのも良いです
間藤駅から続く今は廃線となった鉱山専用線路
正面が足尾本山駅跡。
鉱山の煙害で禿げた山々も再生中

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?