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重賞勝ち馬考察:トウシンマカオ(京阪杯)

父:ビッグアーサー
母:ユキノマーメイド
母父:スペシャルウィーク


 父のビッグアーサーは、血統内にノーザンテースト、キングマンボ、サドラーズウェルズなど、屈強なパワー血統が豊富。重厚な突進力を武器とする種牡馬です。ただ本馬はその雰囲気をあまり感じません。父ではなく母方の特徴を濃く受け継いだタイプなのでしょう。

 母の父・スペシャルウィークの影響で、フットワークが緩やか。また母がニジンスキー4×3をもつ効果もありそうです。詳細は以下の記事をお読みください。
 


 4代母の父にあるハビタットが柔らかさを与えており、かなりの切れ味を使います。ハビタット的な走りをするだけに、スプリンターとしては非力なところがあります。スプリント戦はどうしても前掛かりの削りあいになりがち。本馬が得意とする展開になりづらいのが難しいところです。

 京都コースは4コーナーが下りで、直線は平坦。屈強さが薄い本馬でも、負荷を掛けずにスピードを維持できます。まさに理想的なコース設計ですね。初めて京都を使った前走は、包まれることを嫌ってか、積極的な競馬をしたことが裏目にでました。得意の距離に戻した今回は、しっかりと自分の競馬をして、いつも以上に高いパフォーマンスをみせました。前走で本命にして、今回買わなかった僕のポンコツぶりね・・・😢


※数値や一言メモは個人の主観です


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