GⅠ勝ち馬考察：ブローザホーン（宝塚記念）

父：エピファネイア
母：オートクレール
母父：デュランダル

　父のエピファネイアは牡駒に対してスタミナを色濃く伝える種牡馬。また3代母のアサーティンも、母としてダイヤモンドS2着のジョーヤマトをだすなど、スタミナに優れた牝祖です。要所となる部分にしっかりとスタミナが入ることで、長めの距離で強いタイプにでました。

　母の父のデュランダルは現役時代に短距離～マイルで活躍した馬です。ただし血統自体はパワーとスタミナを豊富に含んだ構成。本馬においてはエピファや牝系のスタミナを支える“底力”として機能しているようです。母方は全体的にハイペリオンやサンインローの影響が強く、かなり重厚な血統構成になっています。

　脚さばきはエピファネイアらしい しなやかさを兼備。直線が平坦のほうが、能力を発揮しやすい馬です。とくに京都は4戦して準OP勝ち、日経新春杯勝ち、天皇賞・春2着、そして宝塚記念優勝と滅法得意（※競走中止を除く）。また渋った馬場で5勝を挙げており、過酷は環境も大歓迎です。重馬場の京都という今回の条件は、まさに絶好の条件でしたね。

※数値は個人の主観です