この投稿はヴィクトリアマイルを考察した記事です。有力馬考察・馬券予想・レース回顧の3ステップにわけて更新していきます。
※その他の重賞については、InstagramおよびFans’に投稿予定です
https://www.instagram.com/kurigasila_keiba(考察)
https://www.fansnet.jp/kurigasila-kaz(回顧)
1:有力馬考察
★ソダシ
★レイパパレ
★デアリングタクト
★ソングライン
★ファインルージュ
2:馬券予想
◎テルツェット
おばのラヴズオンリーユーに似た、ストームキャット的なスピード型。淀みない流れを好みます。おばに比べ、こちらは母の父にデインヒルダンサーを挟んでいるぶん、マイル適性が高くでました。昨年は結果が出ませんでしたが、大箱・ワンターンの東京は向いているように感じます。ソダシやレイパパレのペースに気分良く乗っていければ。
○レイパパレ
母系の豊かなスピードと前進気勢を受け継いだ馬。これまで中距離を使ってきましたが、やや我慢を強いられていた印象です。タイプ的に我慢させたところでパフォーマンスが上がるようには見えないため、距離短縮は歓迎ではないでしょうか。エンジン全開で真の能力が開眼することを期待します。
3:レース回顧
好スタートをきったレシステンシア、ソダシを制して、外から無理やりローザノワールがハナを奪取。ほかは折り合い重視の大人しい競馬をしたことで、隊列はすぐに決まりました。
前半の半マイルは46秒3で通過。これは過去10年の良馬場で施行された同レースにおいて、13年(勝ち馬:ヴィルシーナ)と並んでもっとも遅いタイムです。しかも道中はローザノワールの単騎逃げのようなかたちでしたから、集団のペースとしてはかなりのスローと言っていいでしょう。結局、逃げたローザノワールが僅差の4着。差し・追い込み馬には厳しい展開でした。
淀みない流れになると予想して本命にしたテルツェットですが、道中は最後方から。上がり最速・32秒9の脚を使いましたが、まったく勝負に参加できず13着、とほほ・・・。
ソダシ(1着)
好スタートからすっと控えて、3番手でお行儀の良い競馬。直線で早めに抜け出すと、後続に付け入る隙を与えず2馬身差の完勝でした。本来はもっとペースが上がったほうが走りやすいタイプだと思うのですが、今回やアルテミスSのように、スローの瞬発力勝負でも問題なく対応できるのがすごいです。母父キンカメ産駒らしい対応力。競馬センスの塊ですね。
ファインルージュ(2着)
ソダシの1列後ろの外から虎視眈々と前を狙える絶好のポジションでした。ところが、直線で前のクリノプレミアムを交わそうと進路を切り替えた際に接触があったようで、躓いてしまい大きく減速。エンジンを全開させる大事な場面だけに、致命的なロスと言っていいでしょう。まともだったとして、どこまでソダシに迫れたのかはわかりませんが、よくあの状態から2着までもってこれたと思います。
ソングライン(5着)
3コーナーの入り口で前のファインルージュと接触。躓いてしまいました。スムーズだとしてもソダシは交わせなかったと思いますが、2着とは同タイム。クビ、クビ、ハナ差の5着ですから、悔しいアクシデントだったのはたしかですね。
レイパパレ(13着)
こちらはスタート直後に躓いています。しかも川田騎手は落馬寸前にまで体勢を崩しており、ロスはかなり大きめ。これで完全に後手を踏んでしまいました。
ポジションを挽回すべく出していきましたが、今度は逆にスイッチが入ってしまい、掛かり気味に3番手に進出。序盤でまったく流れに乗れず、とにかくチグハグとした競馬でした。スムーズに出ての3番手ならば、結果は大きく違っていたように思います。
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