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ドゥラメンテ

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ドゥラメンテの配合論をまとめたマガジンです
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ドゥラメンテのニックス一覧(2024)

ドゥラメンテ×ゴーンウェスト(牡牝共通)  欧州血脈がベースのドゥラメンテに、アメリカ血統を補う仕組みです。ただしこのニックスの本当の価値は別のところにあります。それはゴーンウェストの3代母・ミクストマリッジの存在です。ミクストマリッジは米血型のゴーンウェストの血統内にあって、希少とも言える欧州血脈。それだけではなく、ドゥラメンテがもつセヴァーンブリッジ(トニービンの母)と主成分が近く、同調しあう性質があるのです。牡馬牝馬、芝ダート問わず多くの大物を送りだしています。  

ニックス考察:ドゥラメンテ×サザンヘイロー(牡駒限定)

 ドゥラメンテ産駒は『ヘイロー』の血をクロスした馬の活躍が目立ちます。サンデーサイレンスの父がヘイローですから、サンデーのクロスをつくれば、自動的にヘイローもクロスされたことにはなります。ただ効果がでやすいのは、サンデーを経由しないパターン。母方からサンデーサイレンス以外のヘイロー血脈を配して、ヘイロー単体を刺激するのが有効です。  今回紹介するサザンヘイローはヘイロー直仔の種牡馬。上記の法則にあてはまります。牡駒に限定すると10頭中7頭が勝ち馬。これまで一番の活躍馬はドゥ

ニックス考察:ドゥラメンテ×ストームキャット(牡駒限定)

※24年1月更新  厳密に言うとドゥラメンテ内のラストタイクーンと、ストームキャットはニアリークロスの関係です。ただこのニックスの場合、ニアリーになっていること自体はそれほど重要ではないと考えています。  特定の何かが核となっていたり、大きな影響を与えていたりということよりは、欧血ベースのドゥラメンテに希薄な米血のスピードをストームキャットから補うこと。それがシンプルに効果的なのではないでしょうか。   24年1月現在、該当馬が挙げた勝利は、芝20勝に対してダート30勝

ニックス考察:ドゥラメンテ×ゴーンウェスト(牡牝共通)

 ドゥラメンテは『ゴーンウェスト』の血と好相性。GⅠ馬のタイトルホルダー、リバティアイランドを筆頭に、高い勝ち上がり率を残しています。    ゴーンウェストはミスタープロスペクター×セクレタリアトという米血構成。欧州血統をベースとするドゥラメンテにとって、自身に希薄な血を補う仕組みとなります。  ただし、このニックスの本当の価値は別のところにあります。それはゴーンウェストの3代母・ミクストマリッジの存在。ミクストマリッジは米血型のゴーンウェストの血統内にあって、希少とも言

ドゥラメンテ×オリンピアについて考える

この考察は以下の記事の続きとなります  ドゥラメンテはダイナフォーマーと好相性ですが、ダイナフォーマーと8分の7同血のブライアンズタイムとはそれほどでもありません。これは8分の1の違いである「オリンピア」の影響なんじゃないか説・・・を唱えたのが前回の記事でした。  ここからはドゥラメンテ産駒における、主なオリンピアの経由先を考えてみたいと思います。活躍馬たちがどんな血を介して、オリンピアを補給しているのかをチェックしてみましょう。 ダンジグ経由  母方の4代目にオリン

ドゥラメンテ×ダイナフォーマーは好相性なのに、なぜブライアンズタイムが合わないのか

 母方に『ダイナフォーマー』の血をもつドゥラメンテ産駒は、該当する4頭すべてが勝ち上がり。ヴァレーデラルナ(JBCレディスクラシック)、ヴァリアメンテ(4勝)など大物も出しています。  そこでふと気になったのが、ドゥラメンテ×ブライアンズタイムの相性はどうなのかということ。ダイナフォーマーとブライアンズタイムはおなじ牝系出身の近親。血統構成も8分7まで一緒です。ダイナフォーマーがドゥラメンテと好相性なら、ブライアンズタイムも好相性であったとしても不思議ではありませんよね。