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【㊗️7/9誕生日】やっぱり草彅くんってすごくない?

20年前、新聞に「草彅くんってすごくない?」という文化記事が載って共感したことを覚えています。

その新聞記事は、名作ドラマ「僕の生きる道」(2003) を放送中のこと。同時期に映画「黄泉がえり」も公開されて、演技力の高さが絶賛されていました。さわやかなアイドルでいながら実力ある演技者だ、という内容。

僕の生きる道」は、余命を告げられた若い教員の姿を通して、生きる意味を問いかける衝撃的なドラマでした。草彅くんは鬼気迫り、痩せていく彼が死ぬんじゃないかと心配になったほど。

ドラマ主題歌が「世界に一つだけの花」。初回の終わりに流れたとき(なんていい歌! 誰の曲?)と探した覚えがあります。でも、クレジットをわざと入れてなかったんですね。何回目かに「SMAP」と出たときの衝撃たるや。

橋部敦子さんの脚本がまたすばらしく、その後「僕と彼女と彼女の生きる道」「僕の歩く道」と続編がつくられ、「僕」シリーズ三部作となりました。

その後も、草彅剛くんはエンタメの王道を歩まれて。私はコアなファンではなかったけれども、その演技が好きになり、ひいてはみんなを笑顔にするSMAPが大好きでした。当時は多くの人がそうでしたよね?

でもあのとき、こんな未来が訪れるとは思いもせず。キラキラ美しいエンタメが、実はアンタッチャブルな世界だったということ。光がまぶしいほどその影も濃いことを思い知らされました。

だから、SMAPの皆さんを追いかけるのはやめておこうと思いました。彼らの悲しむ顔を見てまたがっかりしたくない。遠くから「ああ、がんばっているんだね、よかったね」くらいがちょうどいいなと。

でも、おととしの大河ドラマ「青天を衝け」がどうしても見たくなったんです。イケメン吉沢亮くんも気になるけど、草彅くんの徳川慶喜はただものではないはずだ、と。

そしてやはりひきつけられてしまいました。華があるのに哀愁がある。はかないのに鋭さが光る。それは深い苦しみを乗り越えた彼からにじみ出る人間味だったのでしょう。大河を一話残らずリアルに見たのは初めてでした。

以降の活躍は言うまでもありません。
「ペペロンチーノ」
「罠の戦争」
「拾われた男 」
「ミッドナイトスワン」✨
「サバカン」
バラエティ
「ななにー」
「ワルイコあつまれ」
「うさかめ」

これから来る
「碁盤斬り」
「デフ・ヴォイス」
そして朝ドラ「ブギウギ」
これだけ求められていること、楽しみです。

エンタメの土台を揺るがす事態がまさに進行している今。今度こそアンタッチャブルが明るみにさらされて、新しい時代になってほしい。苦しんだ人たちがまた笑顔になれるように。

49歳の誕生日の今日、感謝を込めて言います。
やっぱり草彅くんってすごくない?

以上、栗A太でした。

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