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GoToトラベル一時停止 がんばれシステム屋。負けるな宿泊業者。

2020年12月14日夕方。

GoToトラベル全国一斉に一時停止へ。

年末の都市圏中止は来ると思っていたけど全国か…。
夕方のこのニュースを見て「え、明日から仕事どうなるの」と思った人たちは多くいるに違いない。

わかりやすく巻き込まれるホテルなど宿泊業者、観光地の飲食・お土産屋、交通系、卸業者、そして帰路についていたであろう旅行予約サイトのシステムエンジニア。

宿泊業者は昨日の夕方の発表からさまざまなパターンを想定して、なるべく早く行動に移す必要に迫られている。

現在入っている予約の状況とユーザー(宿泊者)行動を考えると大きく分けて4パターンの判断が考えられる。

1. 宿泊キャンセル
 収入:キャンセル料として35%(15日に50%に訂正される)が2ヶ月後必ず入る

2. 現行のまま宿泊
 収入:現行の価格(ユーザーが35%分を支払い)が通常の入金タイミングで入る

3. 宿泊キャンセルした後現行の価格でリセール
 収入:国からのキャンセル料(35%→50%)+現行価格100%、ただし売れるかどうかは不明

4. 現行の宿泊客に一旦キャンセルしてもらい割引価格で再販
 収入:国からのキャンセル料(35%→50%)+割引価格、見込み客がいるので3よりも獲得可能性高い

あとは宿そのものを100%クローズにするか否か。

どの判断が一番経営にダメージを与えないか、コロナ対応をどうするか、もろもろを考えて決定して、それに沿ったメールを宿泊予定者に送る。

さらに、宿と宿泊客の直接取引ならまだお金の流れはシンプルだけど、ここに紹介サイトや交通とのパッケージが挟まると誰にいくら流れるのか…。

そして、間に挟まれてる旅行業者の虚しいサイトの仕様変更とペーパーワーク…。

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1日たった今も旅行サイトではGoToトラベル対象外のはずの28日以降の商品もGoToトラベルキャンペーンで選べる状態になっている。決済までできるかは知らないけど。

中の人ほんと大変だろうなぁ…。同じタイミングでの一斉キャンセルならまだしも、大阪市、札幌市、東京、名古屋などの扱いは別だし。

GoToトラベルに関してはコロナによる影響が出てくるのは必須なんやからキャンセル規定を最初から決めておいたらよかったのにねぇ。

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