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4.門をたたきなさい。そうすれば、開かれる
教皇フランシスコ、2019年1月9日一般謁見演説、「主の祈り」に関する連続講話からです。
以下、必要と思われる箇所から引用して参ります。
イエスがわたしたちのために、わたしのために、わたしたち一人ひとりのために、信仰がなくならないように祈ってくださることを知って、わたしたちはどんなにいやされることでしょう。そして、それは本当のことです。「神父様、イエスは今でも祈っているのですか」。イエスは御父の前で今も祈っています。わたしのために祈っています。わたしたちのだれもがそう言うことができます。そして、「あなたはわたしのために祈ってくださいます。どうか祈り続けてください。わたしにはあなたの祈りが必要です」と、イエスに言うことができるのです。勇気を出して、このように言ってみましょう。
「主の祈り」は、この説教のまさに冒頭にあります。「天におられるわたしたちの父よ」と唱え、祈りましょう。「父よ」ということばは、すばらしい響きをもったことばです。どんなときにも、「父よ」と唱えるだけで祈ることができます。それにより、自分には父親がいることが実感できるのです。先生でも、義父でもなく、父親です。キリスト者は、何よりもまず「父よ」と呼びかけ、神に向かいます。
もちろん、このことはわたしたちを当惑させます。なぜなら、わたしたちの多くの祈りは何の成果もあげないように思われるからです。求めたのに、何も受けなかったことが――わたしたちは皆、体験していますが――、何度あることでしょう。戸をたたいても、開かれなかったことが何度あることでしょう。そうした時にも、イエスはしつように祈り、決してあきらめないよう忠告しています。祈りはつねに現実を変えます。どんな場合にでもです。たとえ周囲の状況が変わらなくても、少なくともわたしたち自身が、わたしたちの心が変わります。イエスは、祈りをささげるすべての人に、聖霊のたまものを約束しています。
神は必ず応えてくださいます。ただ一つ不確かなことは、それがいつ起こるかです。それでも、神が応えてくださることを信じ続けましょう。
次回は「5.「アッバ、父よ」」です。
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