都城市立図書館潜入記▶︎チャーリー
横浜読書会KURIBOOKSの映画祭の司会を担当していますチャーリーです。
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このnoteをお読みになっているくらいだから、あなたは読書好きであり、図書館にもよく行かれたりしていると想像するのですが、いかがですか?
気に入った図書館、もしくは気になっていて、行ってみたい図書館はありますか?
最近、とても素敵な図書館に潜入してきたので、その事を書いてみたいと思います。
まずこちらの写真をご覧ください。
これどこの写真かわかります?
ちょっと豪華なホテルのロビー?映画館?
これは九州の宮崎県都城市にある都城市立図書館の館内なんです。
この図書館は都城市の子育て支援施設やイベント用の広場などの複合施設“Mallmall(まるまる)“ の中の一施設になります。
図書館の入り口を入って、中央まで進むと先ほどのホールに出ます。そこで上を見上げると2階まで吹き抜けになっていてこんな天窓があります。
最初の写真の図書館らしからぬ明るさ開放感はこの建物の構造からくるものだろうと思われます。
こんな素敵な図書館を建てたなんて、都城市すごい!と思いません?でも、ちょっとこれには悲しい物語があるんです。
実はここは地元デパート都城大丸が経営する「センターモール」というショッピングモールでした。
しかし、2000年代に市内に相次いで二つの大きなイ○ン系ショッピングモールができ、センターモールはその間に挟まれて客を奪われ、2011年初めに経営破綻してしまったのです。
その後、跡地を都城市が買取り、官民一体の再生計画によって、2018年に今のような複合施設へと生まれ変わりました。
約30万冊の蔵書があり、開架は14万冊。それが500席の座席とともに、広い敷地を利用して広々と、そして美しく並んでいます。
本を探す時、本棚と本棚の間に挟まれて感じる閉塞感のようなものはありません。
そして何よりも館内が明るい事がとても良いと自分は思いました。
その他にも目の不自由な人向けの対面朗読・録音スタジオ、QRコードを活用したインデックスなど、考えられた仕掛け、施設が用意されています。
一階にはカフェも併設されていて、若い人も熟年の人も、家族連れも、色んな年齢層の人たちが図書館を訪れていました。
宮崎県の観光スポットの一つとしてこの図書館が紹介されているのも頷けます。
こんなところで毎週でも本を読みに来れたら、良いですよね。横浜市民をやめて、都城市民になりたいです。
皆さんも宮崎県に行くことがあったら、チキン南蛮も美味しいけど、是非!都城市の図書館に行ってみてください!
以上、都城市立図書館潜入記でした。
あ。ちなみに潜り込まなくても館内の受付に申し出て、撮影ルールの説明を受ければ誰でも館内撮影が可能です。
投稿者▶︎チャーリー
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