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読書会で話しにくい本▶ナガオ

横浜読書会KURIBOOKSの参加者のナガオです。
よろしくお願いします。

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課題図書の設定がない読書会では、さて今度はどんな本を持っていこうかな?と考えるのも楽しみのひとつ。

しかし時には、読んでみて「面白かった!」けど「紹介するのは難しいな…」という本もあったりして、これが難しい。今日はそんな本の話をさせてください。

千葉俊二「谷崎潤一郎 性慾と文学」

これはわかりやすく難しい、というか気恥ずかしい。性慾って言っちゃってるし。
もちろん中身は真摯で興味深く読んだのですが、読書会に持っていったらどうやっても性愛の云々を語ることになり、ちょっと心理的ハードルが高い。

エドガー・H・シャイン「プロセス・コンサルテーション 援助関係を築くこと」

これは単純に難しい。「コンサルタント(=誰かを助ける人)は謙虚に相手と対話せよ」というメッセージは普遍的で汎用的だと思います。
思いますが、専門書によくある事前知識や文脈を踏まえつつ話すには、時間も自分の知識も足りない!

松村圭一郎「うしろめたさの人類学」

これはですね…何が難しいのか自分でよくわからないところが難しい。
通読して「うわめっちゃ面白いじゃん!大事なこと言ってるじゃん!」って感動したんです。ただその感動をいざ言葉にしようとすると、どうにもこうにもつるつると上滑りしてしまう。まだ第一印象の高揚を消化できていない。

紫式部(角川書店編)『ビギナーズ・クラシック 日本の古典 源氏物語」

これはある意味で今回一番難しい。なにが難しいといえば「大河ドラマが始まったこのタイミングで源氏物語、しかもダイジェスト版たるビギナーズ・クラシックで!」という自意識との戦い。だってみんな源氏読んでるからさ、ちょっと空気知りたかったんだもの。

と、挙げればきりがないほどにある「難しい本」。

でも、でもですね。たとえば自分が読書会のいち参加者で、他の人からこんな本を紹介されたら、きっと興味を惹かれるだろうとも思うんです。だって、

・性愛と文学の本

・普段は接点のない専門分野の本

・誰かが「もっとわかりたい!」と思った本

・誰かが「いま読んでみたい、話をしてみたい!」と思った本

なわけですから。

というわけで、私も今度は自意識を振り切って、こんな本たちを紹介してみようと思います。あなたの「話しにくい本」の話も、ぜひ聞いてみたいです。

皆さまの参加を心よりお待ちしております。

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【投稿者】ナガオ
#横浜読書会 #読書会

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