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3DプリンタAdventurer3Xのチューブとジョイントの交換

Adventurer3Xのエアチューブジョイントが壊れた

FLASHFORGE社製の3DプリンタAdventurer3Xを使っていますが,出力途中でプリントヘッド側でチューブが抜けてしまいました.ジョイントを外してみたところ,中から割れたロック爪が出てきました.どうやら壊れたようです.

Adventure3Xを買ったときについてきた予備のエアチューブジョイントがあったので交換して使っていたのですが,出力中の様子を見ているとどうやらエクストルーダがフィラメントを押したり止めたり引いたりしたときにチューブがジョイント部で上下にピクピク動いているようです.動いているということはいつかまた壊れるだろうから1個買っておこうと思って,FLASHFORGEのオンラインショップを見ていたら,「NEW! Adventurer3シリーズ新型チューブジョイント」というのが出ていたのでこちらを付けてみることにしました.写真左が元のジョイント,右が新しいジョイントです.

(あと,ノズルが詰まったようだったので,割れたロック爪の一部はノズルに入ってしまったかもしれません.ノズルも交換しました.)

分解と取り付け方法

ヘッド側の分解方法と取り付け方法は説明書「Adventurer3シリーズエアチューブジョイント交換方法」に記載されているのですが,エクストルーダ側の分解・取り付け方法が記載されていなかったので,今回やってみた方法を紹介します.私が使っているのはAdventurer3Xですが,Adventurer3シリーズ共通でだいたい同じ構造ではないかなと思います.

フィラメントカバーを外して,見えているネジ2本を外してもエクストルーダを取り出すことができなかったので,上部カバーも外すことにしました.

上部カバーはフロントドアを開けて,上側のネジ2本を外して,上に押すと外せます.

次に側面のカバー(フィラメントを入れる側)のネジを外します.

まず,側面のカバーの裏側のタッチパネルの横くらいにネジがあるのでこれを外します.ここまで外せば,カバーを撓(たわ)ませてエクストルーダを取り出せると思いますが,もし取り出せない場合は,次のネジも外して側面のカバーを外します.

エクストルーダは右側のネジ2本を外すと固定は外れますが,左側の爪が嵌まっているので,側面のカバーを少し引っ張って撓ませながら外します.

エクストルーダを取り出せたら,エクストルーダのネジ3本を外してエクストルーダのカバーを外します.

最後にチューブについているワッシャを新しいチューブに付け替えますが,これが今回最大の難関でした.はめ込みがすごく硬くて難儀します.下の写真は元のチューブで,交換用のチューブはテーパがないのですが,テーパにかかわらず硬いので大変です.今回はチューブも交換しましたが,元のチューブの長さに余裕があれば流用した方が良いかもしれません.

あとは,逆順で組み立てればエクストルーダ側は完了です.
ヘッド側は説明書通りで簡単に組み立てられました.

新しいチューブジョイントは元のものよりしっかりチューブを固定する感じで,ピクピク動くことはなさそうです.これで安心して使えます.

その他

実は,特定のモデルを出力すると一部が薄くなる現象が以前からあって,スライスの結果を見るとフィラメントの押しはじめの部分のようだったのでチューブをがっちり固定したら直るのでは?と期待していたのですが,それは直りませんでした.残念.ボーデン式だと仕方ないとか?

もしかしてダイレクト式なら直ったりするのか….


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