ふくふく日記_240604~笑わない少女~

火曜日。日曜のリベンジで東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「宇野亞喜良展」へ。会期が6月16日（日）までなので、閉幕に向けて駆け込み客でさらに増え混雑必至だろうと読み、この日に決めた。朝11時の開場に向けて行ったが、開場前から行列。ただ先日の日曜は蛇行して何重も並んでいたので、それよりはマシだった。そして案外スムーズに入場できた。宇野さんの十代の頃の作品（自画像）が最初の章にあったが、その頃から天才的に絵が上手いのに驚いた。そりゃそうだよね。

宇野さんの描く少女はなぜ笑わないのか？の問いに、普段から常に笑っている少女がいたら変じゃないですか。そんな人はいないし逆に不自然であり、笑っていない表情の方が自然だ。みたいなことをNHK日曜美術館でおっしゃっていたなあ、と思いながら、私もそんな宇野さんの頭の中で創り上げられる“笑わない少女”が好き。手がけられた広告の仕事も、絵本も、舞台衣装もずらりと並び、質も量も圧倒的な作品群を一気に鑑賞できる機会に感謝。諦めずにリベンジし、さらに並んでまで行ってよかった。

それにしても近頃は撮影＆SNS投稿OKの展覧会が多いので、作品前でスマホをかまえ陣取り、アングル調整しながら何枚も撮影している人たちの多さにイライラする。会場にいる空気感まで鑑賞の一部だと思っているので、この待ち時間、ほんと気が散るんだよなあ。どっぷり浸りながらまわりたいのに、ブツブツとその場の空気が切り刻まれる感じ。これも広報活動の一部だから仕方ないけれど。

ランチはギャラリー近くにあるベトナム料理店「まるカフェ」で鶏むね・空芯菜のフォーとバジル温玉のせライスのセット。鶏だしがふわっと香るやさしいスープでおいしかった。ここも近くにあったら通うのにな。うちの近所にあるベトナム料理の某有名チェーン店のフォーより断然こちらの方が好み。

スーパーで買い出しをして帰宅。夜は玄米ごはん、焼き鮭、冷奴、わかめの味噌汁。シンプル和食で早めに済ます。昨日から寝違えたのか左首が痛む。ストレッチして寝よう。