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#41 マインドで現実は変わる(本編)

どうも、不登校中学生の父、栗ワッショイです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

このブログでは、昨年の4月から受験生になった不登校中学生の長男と、13歳差の次男の子育てを通して感じたこと、学んだことを発信していきます。

本当は前回の記事で、このタイトルの話を書きたかったのですが、オリンピックについて記憶をたどりながら書き始めたら、思わぬ方向に話が進んでしまいました(;^_^A
ですが、それが個人的に面白かったので、そのまま記事として公開させていただきました!

さて、今回は本題です。


まだ盛り上がっている北京オリンピックですが、選手のインタビューを見ていると個性を感じるんですよね。
その中で、特に印象に残っている2人の選手について書かせて頂きます。

まずは、スキージャンプノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得した小林陵侑選手です。
オリンピック前から金メダル候補として注目されていたし、結果的に2種目でメダルを獲得しているので、インタビューもたくさん受けていました。
そんな中、ラージヒル決勝が終わった後のインタビューの最初の一言で、鳥肌が立ちました!

記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

その一言を書く前に、そこに至るまでの経緯を少しだけ書かせてもらいます。

まず、競技について詳しい説明は割愛させてもらいますが、何も知らない方のために、本当に簡単にまとめさせてもらうと、スキーで滑ってジャンプして、どれだけ遠くに飛べるか、どれだけ綺麗に飛べるかを競う競技です。
(本当に簡潔に書かせてもらったので、誤解があったらすみません。この記事の本質は競技を理解してもらうことではないので怒らないでください。)

そのスキージャンプですが、男子はノーマルヒルとラージヒルの2種目に分かれていて、その違いはジャンプ台の大きさです。
その名の通り、ノーマルヒルが普通サイズで、ラージヒルはノーマルヒルより大きく滑走路が長いのです。
スキージャンプは女子もありますが、女子はノーマルヒルのみです。
そして、今回の大会から初めて正式種目となった、男女混合のノーマルヒルの団体もあり、男子はラージヒルの団体もあります。

小林陵侑選手は、男子個人ノーマルヒル、男女混合団体ノーマルヒル、男子個人ラージヒル、男子団体ラージヒルの4種目に出場しました。

まずはノーマルヒルから開催されました。
そこで最高のジャンプをして、日本人としてはスキージャンプで24年ぶりの金メダルを獲得しました!

その直後に男女混合団体があり、日本勢は素晴らしいジャンプを披露してくれましたが、高梨沙羅選手がまさかのスーツの規定違反で失格となり、1本目の点数が無効となってしまいました。
男女2名ずつの合計4名、それぞれが2本ずつ飛んでトータル8本のジャンプの合計点で競われるのですが、その中の1本のジャンプの点数が無効となってしまったので、他の国は8本のジャンプの合計点ですが、日本は7本のジャンプの合計点で勝負しなければならなくなりました。

普通に考えたら、もう勝てるわけがないじゃないですか?
多少の減点ではなく、1本のジャンプの点数が全くの無効となってしまったんですよ。
他の国は8本のジャンプの合計点数で勝負してくるところを、7本のジャンプの合計点で競わなければならないなんて。。。

高梨沙羅選手が資格となったのは、日本勢の最初の最初の一本目のジャンプです。
ド頭から失格なんて言われたら、その時点で、心が折れたり腐ったりしてしまってもおかしくありません。
それでも、日本の選手たちは最高のパフォーマンスを発揮し続けました。
1本目が失格となってしまった高梨沙羅選手も、涙をこらえて2本目も飛び、しかも素晴らしいジャンプを見せてくれました。
2本目を飛んだ直後に泣き崩れる高梨沙羅選手の映像が印象に残っている日本人も多いのではないでしょうか。

高梨沙羅選手には何の責任もありません。
チームスタッフが用意したスーツを着て出場し、1本目を飛んだ後にいつもとは違う方法での計測があり、そこで違反と判定されて失格となってしまった…
高梨沙羅選手だけでなく、トータルで5名の失格者が出まいした。
測定方法に疑問が残るところではありますが、まぁそれはここで議論することではないので置いておきます。

そんなスキージャンプ男女混合団体ですが、なんと、一本目が失格となりながらも、日本は最終的に4位になったのです!
これは素晴らしい結果ですね!!
勝負の世界にたらればはありませんが、もし、高梨沙羅選手の一本目が失格になっていなければ、銀メダルを取れる点数でした。
そして、最後に大ジャンプを見せた小林陵侑選手が、高梨沙羅選手をハグしたシーンは国民を感動の渦に巻き込みましたね(≧▽≦)


前置きが長くなりましたが、そんなスキージャンプ男女混合団体の後に開催された、スキージャンプ男子ラージヒル。
小林陵侑選手は、ノーマルヒルでは金メダルを獲得し、ラージヒルでも金メダルが期待されていました。
そして、ラージヒルの一本目のジャンプは、全体で1位でした!
スキージャンプは2本のジャンプの合計点数で競われますが、一本目が終わって1位となると、金メダルの期待がより高まります!!
恐らく、本人も一本目が終わって1位だったので、金メダルは意識したことでしょう。

そして、期待が高まって迎えた二本目のジャンプ。

小林陵侑選手は二本目も素晴らしいジャンプを見せてくれましたが、さらにその上をいく選手がいたため、結果的には銀メダルとなりました。
銀メダルも本当に素晴らしい結果ですが、ノーマルヒルでは金メダルを獲得し、ラージヒルの一本目も1位で折り返していたため、最終的に銀メダルになったことは残念だったなと感じた人が多かったのではないかと思います。

そして、2位で終わった小林陵侑選手のインタビューが始まりました。
その第一声、どんな言葉が出てくるのか…


「嬉しいです!素晴らしい戦いができました!!」


この言葉を聞いた瞬間、全身に鳥肌が立ちました!!

金メダルを期待され、金メダルに手が届くところまで行ったのに、ギリギリで掴めなかった。
当然、悔しかったと思います。
もし、自分がその立場だったらと想像すると、絶対に悔しさの方が勝ります。
銀メダルは本当に素晴らしいですが、金メダルに一番近いところまで行ったからこその悔しさや残念感が絶対にあると思うんですよね。

それなのに、清々しい顔で「嬉しいです!素晴らしい戦いができました!!」と言ったのです!

この言葉には本当に衝撃を受けたし、感動しました!

逆に考えると、このマインドが、ノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダル、団体戦ではメダルは獲れなかったけど最高のジャンプをするという結果につながったのかなとも思います。
マインドの大切さを強く感じる瞬間でした!

さらにその後のインタビューでも衝撃を受けました。

それは、スキージャンプ男子団体の後のインタビューです。

小林陵侑選手は二本とも素晴らしいジャンプをしてくれました。
他の選手も大きな失敗があった訳ではありませんが、上位の国との差は大きく、日本はメダル争いにも加わることができず5位という結果になりました。

その直後のインタビューでの第一声はこうでした↓


「良いジャンプで終われたので良かったです!」


「悔しいです」とか「残念です」という言葉が出てもおかしくない状況で、びっくりするくらいポジティブな言葉が自然と出てくることに衝撃を受けました!

実力がメンタルを育てたのか、それとも、メンタルが実力となって結果を導いたのかは分かりません。
どちらが先かは分からないけど、本当に素晴らしいパフォーマンスと素晴らしいインタビューに刺激を受けました!!


さて、今回の記事の冒頭に、印象に残っている2人の選手について書かせていただくと書きましたが、1人目が長くなってしまったので、今回はここで終わりにして、もう1人については次回とさせていただきます。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます(^^♪

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