暮瀬堂日記〜酒税
スーパーに行き常の如く「金麦缶350ml」を手に取ると、100円近く値上がりしていることに気がついた。一方普通のビールは100円程下がっている。
そういえば十月から酒税とタバコ税が改定されると報道されていたので、このことだろう。
タバコはやめて六年余りになるが、酒は緊急事態宣言中に二ヶ月断酒したが、いつか再開していた。
段階的に酒税の差が縮められ、2026年には350mlで54.25円に統一されるとのこと。新ジャンルや発泡酒を開発してきた企業努力が報われなければ、それらは無くなって再びビールだけの時代が来るのではないか。税の高いビールを売るための策であろう。
今回の改定で一本辺りの価格差が50円程に縮まったので、ビールである「秋味」を1ダース購った。
しかし、帰宅して飲んでみるが、不思議と美味いとは感じなかった。どうやら、飲み慣れた金麦が好物になっていたようである。
増税反対!!
そう叫んでいると、酔が回り、いつかまどろんでいた。
(新暦十月一日 旧暦八月十五日 秋分の節気 蟄虫坏戸【むしかくれてとをふさぐ】候)
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