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夢の中だけに存在するもうひとつの地元
見る夢はいつも総天然色です(挨拶)
皆さんも、日々色々な夢を見ることと思います。カラーだったり、モノクロだったり、夢の中なのに仕事してたり、幼少期に戻っていたり。私は時々BGM付きだったり、スタッフロール付きだったり、途中でカットが入ってやり直しになったりもしますが。夢の監督は誰だ。
もっとも、夢の大半は起きるとだいたい忘れることがほとんどです。起きた直後にはうっすら覚えていたとしても、直ぐに記憶から揮発していきます。なので、長く覚えている夢はごく一部のみです。その内容も、基本的には寝てる間の記憶の整理なので、何かしら元になる記憶があって、それが断片的に組み合わさって構成されるケースが多いのかなと思います。
しかし、時々ものすごく独自性の強い夢を見るケースがあります。私の場合、そうした夢の中に、「繰り返し訪れる共通の街」が存在します。夢で何度も訪れるので、ある意味「もう一つの地元」状態。夢の中だけの駅があり、そこに現実には見たことがないけど何度も訪れている駅ナカがあり、駅前には独自のモールがあって、その中ほどには何十年も夢の中だけで通い続けている行きつけの呑み屋がある。そこから通り一本裏手には、これまた良く行くおでん屋とバーが並んでいる。こちらも現実では見た事のない内装、店名、店員さんだけど、夢ではよく立ち寄るのでしっかり覚えている、といった具合です。
あまりにも情報密度、リアリティが高いので、もしかしたら本当にパラレルワールド的に存在するのかもしれません。そんな訳はないか。
まあ、それでも特になかなか外に出かけられないこのご時世、たとえ夢の中であっても気軽に行ける馴染みの街があるのは、意外といい事なのかもしれません。
……夢でその街を見る事が任意には実現出来ない、という事を除いては。
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