Day561 「個体から液体、そして気体になる!」
物質は温度や圧力によって、個体か液体か気体のどれかに変化します。
今日は、水の3つの状態を自分にあてはめて、
「いまの私をたとえるなら、氷と水と水蒸気のどれだろう?」
と自問しながら一日を過ごしてみましょう。
固体の「氷」はもっとも頑丈で安定しているように見えます。けれども、叩けば壊れるもろさと、自分より小さな場所を通れない不自由さをもっています。
また、そのままでは他の氷とはひとつになれずに分離しています。
この特徴は、私がこの連載で書いてきた「身体が本体の自分」によく似ています。
とくに、傷ついたり損なわれたりすることに恐れや不安を感じて、ガチガチに力を入れている様子は、まさに固体そのものだと思います。
一方で、あのブルース・リーがこんな名言を残しています。
「Empty your mind, be formless. shapeless, like water.」
(心を空にして、型や形にとらわれず、水のようになりなさい)
おそらく、この「心」は思考によって生まれる「心象」を指していると私は考えます。
つまり、考えるのをやめ、型や形にあたる「正しさ」や「意味づけ」を手放せば、私たちは固体から液体になれるということです。
「水」は氷と違って壊れることはありません。また、少しの隙間さえあればどこにでも流れていけます。氷のように自他を遮る壁もなく、いとも簡単にまわりの水たちと「ひとつ」になれます。
これだけでも大きな変化ですが、ブルース・リーはもっと深いことを示唆しています。
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いまをしあわせにする週3ワーク「今日のグッドバイブス」
平日の月水金に、一日を安心して自由に、ありのままの自分で過ごすための提案を贈ります! 将来のことが不安で何も手につかないとき、怒りやムカつ…
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