Day494　「何が恐いの？」

： 倉園との1on1レッスン：

今日は「心を平安に導くひと言」シリーズの3つめとして、あらゆる問題をシンプルにしてくれるパワフルな言葉を使ってみましょう。

この連載でも書いてきたように、私たちは恐れや不安を感じると、自分の身を守るためにいろいろな防御策を講じたくなります。

場合によっては、

「いまの仕事を辞めなければならない！」
「使えないメンバーをクビにして、もっと優秀な人材を入れなければならない！」
「この企画を根本から見直さなければならない！」
「一日も早くこの人と別れなければならない！」

などの極端な手に打って出ようとします。

しかも、このような案を思いつく過程で、最初に感じた恐れや不安をすっかり忘れていて、

「自分を窮地に追い込んだ原因」

を勝手に特定し終わっているのです。

「わるいのは誰か？」の犯人さがしが済んだと言ってもいいでしょう。先に挙げた「仕事」「使えないメンバー」「企画」「パートナー」がこれにあたります。

本人はいたって冷静に問題の本質を見極めたつもりでいますが、実際にはこれほど当てにならない読みはありません。

なぜならば、すべては、