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【話題の生成AIニュースまとめ】 10/30〜11/05 | パルコ、初の"生成AI広告"を公開 ナレーションや音楽も全てAIで制作

5分で先週を振り返られる、要約ニュースです。
2023年 10/30〜11/05までの話題になった生成AIニュース総まとめ。

X(Twitter)のトレンドポストもピックアップしています!


1. パルコ、初となる"生成AI広告"を公開。ナレーションや音楽も全てAIで制作

パルコがAI画像生成技術を用いた革新的な「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」広告を展開した。LAの木之村美穂をクリエイティブディレクターに、AIデジタルクリエーターChristian Guernelliを起用。人物から背景までAIで生成し、実際のモデル撮影を行わず、全てのグラフィック、ムービー、ナレーション、音楽をAIが制作。幻想的な色彩の世界にAIモデルを配置、声のサンプリングからナレーションもAIで生成。全国のPARCOで、AI制作のクリスマスモチーフも展開される。パルコは新技術導入で企業パーパスを体現する試みを続けている。

https://predge.jp/280305/

2. イーロン・マスクがChatGPTのライバルAI、「Grok」を発表

イーロン・マスク率いるAI企業xAIが新たな言語モデル「Grok」を発表した。GrokはSF作品に着想を得たユーモラスで生意気なAIと位置付けられており、リアルタイム情報にアクセス可能で、既存のAIの制約を超える自由度を有する。複数のベンチマークテストでGPT-3.5を上回るが、GPT-4には及ばない性能を示す。Grokは現在限定ユーザー向けの早期アクセスプログラムを提供しており、将来的には幅広い応用が期待されている。

https://gigazine.net/news/20231106-grok-xai/

3. セブンイレブン、生成AI活用で商品企画の期間10分の1に

セブンイレブン・ジャパンは2024年春、商品企画に生成AIを導入予定である。このAIの活用で商品企画期間を大幅に短縮し、社内会議の削減と迅速なニーズ対応を実現する。初期は管理職級がシステム利用を開始し、実務担当者への拡大が計画されている。このAI導入により、店舗運営の効率化と作業精度の向上が期待される。また、セブン銀行ではNFT発行キャンペーンも実施していた。

https://jp.beincrypto.com/711-integrate-with-ai/

4. 大手飲料メーカー『伊藤園』、生成AIを活用し効率化した商品パッケージデザイン

伊藤園は「お~いお茶 カテキン緑茶」のリニューアルにAIを活用し、商品パッケージデザインのプロセスを効率化した。新興企業プラグの技術を用いて、商品コンセプトに基づくラフ画を生成し、短時間で多数のデザイン案を提供。これにより、従来数日かかるラフ画作成が15秒で可能となり、打ち合わせからわずか1週間で約30種類のデザイン案を出すことができた。しかし、生成AIの完成度はまだ約2、3割で、日本語対応や文字多用デザインが課題である。デザイン開発においてAIと人間の協働が重要とされている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dee22e65500b3134df0c20d5171600fb8c31bfa1

5. 声優を雇わずAI音声を使用 新作ゲーム『THE FINALS』が物議

Embark Studiosが開発したFPSゲーム『THE FINALS』では、生成AIを利用しキャラクターの声をAIで生成している。この技術によりセリフ録音が数時間に短縮される一方、AI声のクオリティは明らかに劣っている。抑揚の不自然さや息継ぎのおかしさが、ゲームの質を下げてしまっている。声優の反発もあるが、AI使用が拡大する現状、プレイヤーのボイコットなどで対抗しない限り、この流れを変えるのは難しい。それでも、ゲーム自体は素晴らしいポテンシャルを持っており、肉声の採用に向けた改善が期待される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3906a1a38ebb54f56b2cbb95c45875c8cb799b87

6. YouTubeとユニバーサル・ミュージック、AI音楽の可能性模索で提携、業界では論争も

音楽生成AI市場は、テック大手と音楽業界の関心が高まっているニッチながら急成長が見込まれる分野だ。2022年の市場規模は2億2900万ドルで、2032年には26億ドルに達する可能性がある。YouTubeはユニバーサル・ミュージックと「Music AI Incubator」を立ち上げ、音楽生成AIの探求を進めている。しかし、SpotifyはBoomyのAI生成曲を不正ストリーミングの疑いで削除し、音楽生成AIによる著作権問題が顕在化している。Boomyは利用者に簡単な作曲を可能にし、収益化を支援しているが、著作権のある楽曲の使用を否定している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fad90271db70b788e0d362d89964581bded5be8b

7. 話題のGoogle「ライフコーチAI」、実施されている試験と将来的な影響

Googleは、個人の日常生活をサポートする「ライフコーチAI」のテストを進行中だ。このAIはユーザーの行動を分析し、個別のアドバイスを提供することを目的としている。日常的なタスク支援に特化したサービスは、ある意味で世界初の試みである。Microsoft・OpenAIの成功に触発され、GoogleはAI研究所DeepMindを買収し、自社AIチームと統合。同AIは21種類以上のタスクをこなし、健康管理からスキル向上、食事やトレーニング計画の提案までを担う。AIトレーニングにはScale AIが協力し、大規模な検証を進めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b47d040b8075adf146d1443f040836ffe60f58d3

8. NTT、軽量で高機能な大規模言語モデル「tsuzumi」を発表。来年3月にサービス開始

NTTが、軽量で高性能な日本語処理能力を持つ大規模言語モデル「tsuzumi」を発表し、2024年3月に商用サービスを開始する。従来のLLMに比べコストと電力を大幅に削減しつつ、日本語および英語処理において優れた性能を示す。専門性を持たせたチューニング機能とともに、業界特化型サービスを目指す。中型版の開発や多言語対応の効率化も進める一方で、2027年までの収益目標を年間1,000億円以上に設定している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b68d5549cb60fa8b4625d5d33b56f8ba07b08d72

9. Appleのティム・クックCEO、「生成AIの開発に責任をもって取り組んでいる」と発言

Appleのティム・クックCEOが、同社が生成AIの開発に取り組んでいることを確認した。Apple Watchの機能に既にAIを使用していることを例示しながら、ChatGPTのようなツールについての詳細は開示せず、責任ある開発を進めていると述べた。リーク情報によれば、AppleはiOS 18に向けて生成AI機能の開発を進めており、これがApple MusicやSiriなどに実装される見込みだ。また、AI開発に2年で約7500億円の投資を計画しているとも報じられている。

https://gigazine.net/news/20231103-tim-cook-again-apple-working-generative-ai/

10.レノボとNVIDIA、企業の生成AI導入を支援するハイブリッドAIソリューションを発表

レノボとNVIDIAは、すべての企業が生成AIを利用できるようにする共通ビジョンの実現に向けてパートナーシップを拡大した。レノボの完全統合型システムは、NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアを最適化し、カスタムメイドのAIアプリケーションの導入を容易にする。Lenovo ThinkSystemやThinkStation PXは、生成AIワークロードに特化したハードウェアである。新たなソリューションは、レノボの専門サービスとTruScale as a Serviceを通じて提供され、企業がAIトランスフォーメーションを進める支援を行う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4d06ca310915b3b70ff2429e70ee3f87478bd0

11. AIがスマホの使い方を変える--グーグルやクアルコムなど各社の取り組み

2023年、生成AIがテクノロジー界に革新をもたらしている。大手企業はAIを重要な機能としてスマートフォンに組み込み始め、Googleの「Pixel 8」ではAIによる画像編集機能が注目されている。Qualcommは新世代のモバイルプロセッサーにAIの高速化を図り、AppleもiPhoneにAI機能を追加する開発を進めている。これらの動きは、ユーザーエクスペリエンスのパーソナライズを深める方向で進展しており、AIが個々のデバイスでより自然な操作を可能にすることで、スマートフォンの使用法に根本的な変化をもたらす見込みだ。

https://japan.cnet.com/article/35210900/

12. 女子アナが「もう働く必要ない」と偽投資広告 生成AI悪用か、日テレのニュース番組を加工

日本テレビのニュース番組を偽装した生成AIによる投資広告の動画がSNS上で拡散され、同社が注意を呼びかけている。実際には関与しておらず、推奨もしていない。偽動画はYouTubeやFacebookに投稿されたが、違反により削除されている。生成AIの不正利用への懸念が高まっており、G7広島サミットでも偽情報の問題が議論された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/91e78f80c04d39f3a560e70de6c926ec05557086

13. 2023年・流行語大賞に「X」「生成AI」「チャットGPT」「電動キックボード」などがノミネート

ユーキャンが第40回「新語・流行語大賞」のノミネート語30個を発表。IT関連では、「X」、「生成AI」、「チャットGPT」、「電動キックボード」が含まれる。トップテンと年間大賞は12月に発表される。Xはマスク氏のTwitterブランド改名、生成AIは短時間でコンテンツを作る技術、チャットGPTはOpen AIのAIチャットボット、電動キックボードは改正道交法施行で16歳以上が免許不要になったが、トラブルも発生している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd1654caf098df85afcc729c5e0011913a9ff5a1

14. 企業アンケート、生成AIを「利用している」は3割

FIXERが日本の経営者や管理職を対象に実施したアンケートによれば、生成AIを利用しているとの回答は3割に達し、業務使用が2割、私的利用が1割だった。2022年以降、手軽に利用できる高性能な生成AIサービスが増え、今後企業における活用が増加する傾向にある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3eda6a6cec7b9e583d3adaf5f9762ac84efb2b21

▼X(twitter)のポストまとめ

以上、先週の振り返りニュースでした。
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