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寄り添う...?寄り掛かる...?

お疲れ様です。
kurayamisakaのホッタです。

4年前、ある現場にて、歌に寄り添ったドラムをやりたいとよくおっしゃる方のライブを見ることがありました。
彼のドラミングはそれはそれは滑らかな腕使いで、骨格の概念を覆して見える程。
ボーカルの譜割に合わせたバスドラの被せも絶妙で、さぞメンバーも楽しかったことでしょう。

ドラマーはボーカルと目が合うことはないものの、何か察したようでフィルインやパターンを展開していくんですが、その、所謂、セッションて言うんですかね。最終的に皆がそれね!みたいな雰囲気の顔になるんですね、度肝を何とやらです。

これにて素晴らしいギグを終えていた訳なんですが、実を言うと結局ボーカルに寄り添うドラムってなんだったかと言われると分からなかったんです。

考え方の問題なのは承知ですが、あのときの僕にはドラマーが演奏を通して先導を図っているようにしか見えませんでした。
言ってたことと違ぇじゃんと何故か怒りも覚えていました。

なんせバンドライブとセッションの違いは聞かれると全然説明できない僕ですが、少なくとも人前で演奏するときのドラムって、自分の手グセのペースに持っていこうとして演奏を成り立たせているところがあると思っていたものですから、

理屈ぽい僕が持論を述べるなら、寄り添ってなんていたらボーカルの機嫌に左右されちゃいそう、、、
もちろん必要な気分だと判断したならそれに乗っかるのは手だし、何も全部自己流でとは言いません。

バンドをやるとき歌や楽器人は互いに多少の圧力をかけることでどこまでやれるか双方で確かめ合っている状況こそ相応しいと思うし、今もその考えは変わりません。当時はそう見えるに過ぎなかった訳ですが。だからこそ演奏できる互いのテンション感の辻褄が合った瞬間が一体感となりぶち上がるのかなという認識はありました。

その考え方に一見ハマらない「歌に寄り添うドラム」とは何ぞやと思って見てみればそれ見たことか!
皆のせめぎ合いが生んだ最強のライブじゃんか!

当時の僕はかなり尖っていたのでドラマーには「超良いライブだった。好き、良すぎた、まじやべぇ」と厳しぃいいコメントを残しその場を後にしました。
現在そのバンドは無期限活休中です。仕方ないが、もったいない。
そんな多少の念を抱きつつ今に至ります。

おっと失礼、では本題です。
いつもkurayamisakaを応援いただきありがとうございます!
ザカで色々ライブさせていただく度に、見てくれた方々のお声やコメントを見るに多く見られる内容がありまして、
・音源とイメージ違いすぎてウケる
・超暴れるじゃん
・音デカい
・ボーカル可愛い

それもその筈、現状少なくともドラムにおいては確かに音源とアレンジは変わっているのです。ライブを重ねるに連れて更なるアイデアが浮かぶ、見つけるを繰り返せばそれは自然なこと。気になったことは実践したくなるもの、これはライブの楽しみの1つですね。
ただ独断で変えるという訳にもいかないですよねきっと。
なので日々、ライブでやっていいのか分からないアプローチを考えてはリハで小出しにして試しているんですが、お陰様で演奏してみてる感じ、メンバーからの拒絶もなく問題なくライブに落とし込めてて、見てくれる皆様も楽しんでくださって、大変楽しくやらせてもらっている昨今です。

これからもその調子で色々やり方は変わるのだと思います。
あとボーカルだけじゃなくてみんなも日々可愛くなってます。

今回、そんなライブ毎に変わっているであろうライブアレンジにおいて披露しているドラムにおける参考元、cinema paradiso部門の説明をしたいと思っています。
もしもライブ見てて気になってくれていたら改めて発見の喜びを感じてほしいし、まだ見てない、知らなかったって人は今後の楽しみの1つにでもしてほしいです!
ドラム興味ない人はこれをきっかけにザカの話題のネタにしてください!願
てか興味持ってください、、、お口直し程度で構わないから、、、

サブスクに上がっている尺からセクションを切り出し、説明に役立てたいと思います。
SET

①0:15 〜ドゥクダドゥン〜
序盤ですね。バンドインの合図をフィジカルを持って分からせる暴力的ジュテームポイントです。
これ最近ライブではハイハットで1拍入れてからやってます(ち、どぅくだどぅん)。これをするとテンポが定まってドゥグダドゥンしやすくなる訳なんですが、これには参考にした動画があります。

はい、こちら1:16からです!
いいでしょう、このしっかり収まる感じ!
このハイハットがタイミングの1打目となり、フィルへの勢いを後押しするんです。
おかげで鋭い音で手堅く決められるようになりました!あとこの動画のドゥグダドゥン最高だよね

タイトルからもうお分かりだと思いますが、なんとザカのコピバンさんからパクりました。
配信者名からすると立教大学関連でしょうか、定期演奏会のような内容のようです、
少なくとも確かなのはドラマーは今をときめく、ひとひらのヨウスケ君であるということ笑

当動画のドラマーのヨウスケ君所属のひとひらは3/17に下北沢ERAにてレコ発が決まっており、kurayamisakaの出番も決まっております(呼んでくれた)。
まさかコピーしてくれたご本人にフィルのコピーを対バンをもって披露できる日が来ようとは...
しかもありがたいことにソールドということで、気合いが入り過ぎて膨張爆散しちゃいますね。

ありがたいことにこの他にもkurayamisakaのコピバンがいくつかあって、よく聴き漁らせていただいてるんですが、素晴らしいドラマーさんが多いこと多いこと、お陰で大変参考になっています。
その一つが今回のチネパラです。
他にも参考になって実践しているアイデアありますので近々取り上げますね♪


②2:49〜っちん ちん〜
別に擬音に対してちぢれ毛を左右に散りばめて当てつけてるわけではありませんよ!囲いですよ!囲い!

これはギターハモらせ中のセクションで、ドラムは比較的慎みを持たなきゃいけないのですが、目立ちたがりの僕は上記の時間あたりにライドシンバルのチップをシンコペして入れることでその欲求を満たしています。
ここにも実は参考にしているリファレンス曲がありますのでご紹介

Jimin park/Count You Out

0:13〜のAメロ1小節終わりらへん毎に16分裏で2打撃ちされてる何かが聞こえると思います。ッカンッカンて。
R&B?のパーカッションアレンジとしてこの生楽器感は新鮮で、聞いていくうちにハマり、kimiomoのRECのときにボンヤリとそれっぽいのやりたくなってこっそり入れてみたら何事もなく通ってザカepはもちろん、今となってはライブでも多用させてもらってます。
調子が良いとチンチキチンチキうるさくなるときもあるのでライブ中の生態調査のご参考にどぞです笑

Jimin Parkは韓国のアーティストで、ビルボードチャートに平気で入り込んでくるぐらいの影響力を持つアーティストだとのことで、多ジャンルのアーティストとコラボしていたりしてて、今回取り上げた曲の他にも多くの曲調の作品があるので漁るの楽しいかもです。
偏見的表現としてとらわれがちな売れ線って言葉のイメージを彼女の存在でぶっ壊せる気を思わす表現力、必聴かもね?お?

チネパラこっそり仕組んだシリーズはこれで以上です!意外と少量でしたかね。
ザカのドラムは基本うんにょんが持ってきたデモのパターンに自分の手グセやイメージを擦り合わせて考えているので自分で捩じ込み過ぎる場面は少なく済んでるんだと思います。

ドラム泣かせを持ってこないうんにょんの有能さたるや。

ただそれでもライブのときの感じって、確かに皆様のおっしゃる通り、音源とはまるで違うものになってるかもですね。
ライブ用デフォっていうんですかね。
フィルを除いてやってること割と音源とあまり変わらない筈なんですが笑

まあ、リハの試行錯誤で納得がいって、それが染み込んだ体でライブに臨むときはネタの読み合わせというより、ネタ帳覚えた上でニュアンス合ってりゃ何言っても正解っぽくなるんだといった具合にやっている節があるので結果的に雰囲気音源とは違う感じになりますよね、確かに。 

ライブならではの強みですね。

あ、でもlast danceに至っては、、
超変わった、、やることも、、
今度話します笑

アイデアが気に入ればそれをしばらくやり続けるし、飽きればまた別のデフォが生まれる、今後もライブ中に常に新しくなる僕の"新陳代謝(SuiseiNoboAzのMC引用)"にご期待ください。寄り添ってください。
圧してください。
メンバーも日々可愛くなってるし

音源のときのイメージってどんな?って思った方は過去記事参照で笑
まじで文字通りイメージの話です

音源寄りに叩いてみた奴もよかったらご視聴を


今回ドラムにフォーカスしてチネパラの変わり様を力説しましたが、もちろん他パートの音作りやアプローチも変わっている筈なのでこれを強みに更なる音楽作りに力を入れたいですな。

いつもザカを知り、寄り添ってくれる皆様の存在がバンドのモチベーションになり得ます。
エゴサ楽しいし

冒頭の寄り添う話に関連しますが、

お客さんは演者に寄り添うことなどを総じて「推す」と言いますが、僕たちが演者、詰まるところメンバーに対しては寄り添うというより「推し測る」が自然な響きなのかしれません。

そう思いながらツラツラと綴りました。
お疲れ様でした!お読みくださりありがとうございました。

意味わからないとこあったらコメントください。
納得します

また読んでください。アデュ

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