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書いた小説なんとか読んでもらいたくて

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#マンガ

【最終回】おわりとはじまり

このシリーズはこの投稿で最後にします。僕は実際のところ、何かを物事を始めたらきちんと「終わらせる」ということを心がけています。そうすることでまた何か新しいことを始められる気がするからね。 僕は音楽を通して、ものを書くということの楽しさに目覚めました。 自分一人ではこうならなかっただろうし、図らずもそういう機会を与えてくれた友人たちに感謝しています。 作品の宣伝を目的にはじめたこのnoteですが、何か少しでも「おやっ」と思ってもらえたならば嬉しいです。 最後に、自分の顔

【そろそろ終盤】アンソロジーとは対バンライブである。

宣伝してきた本が事実上発売されたので、そろそろこのシリーズもまとめに入ろうかと思っている。 文芸誌「棕櫚」はいわゆる「アンソロジー」である。一冊の本が大勢の作家の作品で成り立っている。したがって、個々の小説作品はおよそ20〜30分もあれば読み終えるほどの短編が中心となっている。同人誌とも呼ばれる。そして アンソロジーとは、対バンライブである。なんか急にすいません。 僕はもともと小説よりも先にインディーバンドで音楽をやっているのでこうなる。一応馴染みのない方のために説明す

再生

マルカフェ文藝社「棕櫚shuro」第七号

【マルカフェ文藝社|「棕櫚shuro」第七号】 神社裏で編む総合文芸誌最新号。2019年2月21日発売! お求めは、マルカフェ店頭、WEBSHOP( https://malucafe.theshop.jp )にて。 天ヶ瀬幹夫 「インチキ里暮らしマニュアル(準備編) 」 エッセイ 石川 友助 「モンブラン・ラプソディ」 小説 岡崎 友則 「時代非可逆圧縮」 グラフィックデザイン Kazu Tabu 「烏合の衆の皮肉」 イラスト カフェラテ・イリエ 「蝉と老木」 小説 かめやままあ 「ゴミ取りからの」 漫画 木々かれこ 「お言葉に甘えて」 漫画 雲鳴遊乃実 「MからNへ」 小説 椋田 裕生 「第四池」 小説 くりまる 「偏愛至上主義」 小説 くろいわ ゆうり 「結社の自由(仮) 」 小説 sheeno 「蝉と老木」 挿絵 千年 迦楼羅 「結社の自由(仮)」 挿絵 津川 智宏 「イチモンジ」 漫画 寺澤 智恵子 「theater」「coda」 銅版画 なかの 真実 「第四池」 挿絵・表紙絵 中川マルカ 「ひとかたの」 小説 hunton 「ごちそう」 イラスト MOTOKO 「うちのヒフミヨ〜4人育児はエンターテインメント〜」 漫画 森瀬 一琉 「エトワール -プレリュード続編-」 小説 ■HP https://www.malucafe.com ■WEBSHOP https://malucafe.theshop.jp (マルカフェ文藝社「棕櫚shuro」第七号/A5判/266ページ/巻末カラー/定価1000円/発刊日 二〇一九年 二月二十一日/編集人 中川マルカ/表紙絵 なかの真実/発行所 マルカフェ文藝社)

文学と映像の親和性についての実験(継続中)

(都合により今回から文体が変わります) 棕櫚に短編小説作家として参加してから三年、作品を人に読んでもらうことのハードルがいかに高いところにあるのかが身に沁みてきた。 僕は十数年の音楽活動を通して如何に自分の作ったものをより多くの人に体験してもらうかという難題にずっと悩みながら取り組んできた。インディーズバンドが楽曲を不特定多数の人に聴いてもらうというのも容易い事ではないが、音楽であれば例えばストリートで演奏して通りすがりの人の耳にもわずかなメロディを届けることもできるし、