マティス
上野東京都美術館のマティス展に行って来ました。
手前の東京文化会館は何度か仕事で訪れたことがあります。
レトロなとても素敵な景色でいつも見惚れてしまいます。
その先から動物園はあまり行ったことがありません。
そもそもパンダには特に興味がない次第で。
へそ曲がりで、なぜかいつも特化されるパンダに人間の異常さを感じています。
愛すべき動物にはもっとおおらかに接したいです。
まぁそんなこと言ったら動物園すらどうかと言う話しになってしまう…
あ、もうやめましょう。
そうそうマティス。
僕は幼稚園から大学受験までずっと油絵を習っていました。
先生はアサリさんという女性。
兎に角イタリアとビートルズが好きな当時のあんな地方都市にしては凄いアカデミックな方だった。
漫画的な説明アプローチとかアウトラインの取り扱いはうるさく言われたけどあとは自由。
僕は長年音楽の仕事をしているけど、彼女からの基本的な教えはその仕事のアプローチに多大に影響を与えています。
ほら、絵的に音楽を捉えるって結構大事なんですよ。
小学生でキリコを模写していました。
勿論下手だったけど楽しかった。
あの油絵の匂いは僕の脳内に刻まれています。
その存在感、センス、ストーリーなどなどとても興味深い存在のマティス展が上野東京都美術館で開催中です。
その時代それぞれの彼の輝きや苦悩が分かりやすく綴られていました。
大ヒット作は少数ですがクオリティーは高い並びになっています。
個人的にはさほど興味が無かった切り絵作品が大変良く、やはり生での迫力は相当なものでした。
想像以上に立体感が有ります。
これは僕がちょっと自分へのご褒美に購入したマチスの挿し絵のリトグラフてす。
出版元 :エディション・デュ・ベリエ(パリ)
制作年 :1947年
技 法 :リトグラフ、リノカット
制作部数:370部
制作工房:ムルロ工房(リトグラフ)、
フーケ・エ・ボーディエ(リノカット)
我が家のリビングでクールに見つめています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?