失われた幼稚園3年間

この春小学生になった子供は、それまで3年間幼稚園に通っていた。
同学年の子供ほとんどがそうだと思うが、子供の幼稚園時代はまさにwithコロナの3年間であった。

まず、4月に入園できなかった。もともと教育施設は2月下旬から閉鎖、みたいな感じになっていたと思う。さらに4月の緊急事態宣言の発令で、自宅待機期間が生まれた。
結局入園式は6月1日だったが、その後も規制がかかった。クラスは2班に分けられ、隔日の登園になった。それが7月まで続いた。

登園が正常化したのは9月だったように思う。その後も、感染者増加に伴い2班体制が復活したり、教員・家族あるいは本人の感染により学級閉鎖が起きたりした。幸い、子供がいたクラスは感染者が出なかったので、自宅待機になることなく登園できたのはよいことだった。

ただ、withコロナになって、ホームページなどを見るにコロナ前ならやっていて、うちの子もやるであろうと思っていたことが、いくつかできなかったと思っている。

1つはクッキングである。団子作りのような簡単なものだが、手で直接触るからダメだったのだろう。
もう1つが楽器の演奏、具体的に言えば鍵盤ハーモニカである。マスクを外してしなければならない「吹く」という行為は、園としてもなかなかやるには勇気が要る。
ただ、あとから聞くと、園によっては年長で吹いていたらしい。この辺りの差が今後出てこないか、心配している。

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