女性の働き方・健康・暮らし」をテーマにしたイベント「みんなで一緒に考える3DAYS」①
2024年5月24日(金)から26日(日)開催
こんにちは!暮らすroom’sです。
今日は、「女性の働き方・健康・暮らし」をテーマにしたイベント「みんなで一緒に考える3DAYS」(5月24日(金)〜26日(日))についてレポートします。
このイベントでは、DAO型(※1)の考えを取り入れ、公正な意思決定を行うための投票制度、紹介制度、店番制度、公平な報酬分配など、透明性の高い運営が行われました。
この「DAOマルシェ」で開催されたセミナーの中から、5月24日(金)に行われたパラレルキャリア講師の平山沙織子さんによる「私らしい働き方を見つけよう!」の様子をご紹介します。
\働きづらさを感じたことはありませんか?/
ビジネス経験や職種に限らず、望むライフスタイルを叶えるためには、ビジネスマインドをアップデートすることが大切です。長野県には自由に自分らしく生きている女性がたくさんいます。平山さんはご自身の経験を交え、「新しい働き方を見つけよう」というテーマでお話しくださいました。
自分らしく働く、「パラレルキャリア(複業)」とは?
平山さんは一般企業で総合職として勤務しながら、多岐にわたる活動をされています。
腸からアプローチする健康講座講師
キャリア講座講師
料理を作らない料理教室
子どもの腸育て/脳育て講座
手作りスキンケア/美肌レッスン
惹き寄せ力アップ講座/第一印象の前の第ゼロ印象の作り方
平山さんは「副業」ではなく、「複業(パラレルキャリア)」を実践されています。
感情曲線で自分の人生を振り返る
お話の中で、「感情曲線」をもとにご自身の人生を振り返っていただきました。
平山さんは10代は長崎で育ち、20代は就職してすぐに同期のご主人と結婚。ご主人の転勤についていくため退職し、バイトや派遣など環境に合わせて働き方を変えてきました。
ご主人の転職で長野に来た当初は、派遣社員として機械音の鳴る部屋で入力業務をしていましたが、仕事内容が合わず体調を崩すことが多かったそう。
そのころの感情曲線は一気に下降。
35歳になって、子供のことを考えるようになり、「妊活」の一環として「腸活」を始めたところ、気分も上がり、それを広めたいと資格も取得しました。そして、楽しく「腸活」や「健康な食事」の教室をしていたときに子どもができ、また今までの多くのご縁で講師の仕事も舞い込むようになりました。
そのころの平山さんの感情曲線を見ると、産後から上昇しています。
本業と複業の両立
本業では派遣社員から契約社員、そして正社員となり、今では正社員として働いています。会社でも「副業解禁」になり、申請を出しました。会社で複業の話をしたところ、社内でも要望があがり、チームビルディングの研修を行ったこともあるそうです。
自分らしさって?
平山さんによると、自分らしさとは、自分の持ち味を生かして生きること、誰かに決められたものではなく、自分で掲げた目標に向かって努力すること、自己実現しているときが「自分らしい」と感じる瞬間だと言います。
ライフキャリアとエンプロイアビリティー
家庭の事情で専業主婦をしている人、自宅で働いている人、無料のボランティア活動も、趣味もライフキャリアのひとつです。統合的な人生計画を立てることが、自分の価値を高めると考えられています。
時代の流れと共に、「終身雇用」制度を採用する企業は減少し、現代では働き方の多様化の進行とともに、「複業」の時代になってきました。
時代の進行によって、私たちは、企業から「エンプロイアビリティー(雇用される能力)」、つまり知識やスキル、コミュニケーションなど個々の能力を高めることが求められています。
ビジネスマインドを上げていくための5つのポイント
消費者から生産者へ:ビジネスをするということは「消費者から生産者になること」です。お客様にどんな“Will”を提供できるかを常に考え、その“Will”がお客様の未来にどんな影響を与えるかを想像します。例えば、物販では物を売るだけでなく、それを手にした方がどんな気持ちになるか、どんな利便性があるかを考えながら物を売ることが重要です。
できない理由を探さない:「あの人だからできた」「自分には時間がない」などとできない理由を探すのではなく、「今の自分なら何ができるのか」に焦点を当てましょう。できない理由を探して1日を過ごすのはもったいないことです。
寄り添う姿勢:「傍(はた)を楽(らく)にする」→傍楽(はたらく)→働く」が平山さんのモットー。傍にいる方が何を求めているのかを直接聞き、そのニーズに応えることでビジネスの機会が生まれます。信頼関係を築き、顧客が自分の商品を選びやすくするためには、寄り添う姿勢が大切です。
提案型の問いかけ:平山さんは法人営業部で毎日、「イエス」と言ってもらえるまで困りごとの解決方法を提案し続けています。合意を得る提案ができるのは、お客様に寄り添い、そのニーズを把握するから。商品をただ並べるのではなく、ニーズに合わせてアレンジし、提案することが重要です。
チャンスを逃さない:「何事もタイミングが大事」です。興味があることには「即返答」し、チャンスを自分で掴みにいく姿勢が求められます。興味があればまず行動し、後になって変更が生じたらその時に考えればいいのです。自分の勘を信じて行動することが結果としてチャンスを引き寄せます。今では特に営業をしなくても、講演や取材の依頼が自然に舞い込んできます。
この5つのポイントはフェミニティーアーチワークラウンジのYouTubeチャンネルでもご覧いただけます。その他にも役立つ講座がたくさんありますので、ぜひご覧ください。LINEからもお問い合わせを承っております。
フリートーク
講座の最後にはフリートークの時間を設け、平山さんに様々なことをお聞きしました。
Q1. 「傍(はた)を楽(らく)にする」の「傍(はた)」とは、お客様なのか同僚なのか、どちらに比重を置いていますか?
A1.「どっちも」です。特に仕事だからと言うことはなく、とにかく自分の周りにいる人すべてが対象です。「この人は役立つ」「この人はまあいいか」ではなく、みんなに全力で飛び込んでいきます。それが仕事につながる理由かもしれません。
Q2. 家庭と仕事のバランスはどうやって取っていますか?
A2. 家庭と仕事の両立は家族との話し合い、お互いの妥協点を見つけること。平山さんのご家庭では掃除が問題になり、ご主人がお掃除ロボットを買ってくれたエピソードも話してくれました。
Q3. 話し合いの際のポイントは?
A3. まず自分がどうしたいのかを決め、それを伝えることです。伝えてみると、ただの誤解だったことや、伝えきれていなかったことが分かることもあります。そして、人に頼ることも大切です。ひとりで抱え込まずに誰かに頼りましょう。
平山沙織子さんの実体験を交えたお話から、「自分らしい働き方」について多くのヒントをいただきました。特に、ビジネスマインドをアップデートすることの重要性や、パラレルキャリアの実践例は、今後のそれぞれのキャリア形成に関して、非常に役に立つお話でした。
平山さん、ありがとうございました!
暮らすroom’sでは、自立し主体的に生きる女性が増える社会の構築を目指し、様々なイベントやセミナーを企画しています。
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DAO…「分散型自立組織」と訳され、株式会社などの従来型組織とは異なり、組織の代表者が存在せず、インターネットを介して誰でも自由に参加、平等な立場で運営される。
(三菱UFJリサーチ&コンサルティングより)
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