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10年ほど前から始めた、小さな暮らしと小さな会社経営

オリンピックも延期されるような世の中になってしまい、多くのご家庭、企業で経済的に例年よりは厳しい状況の方が多いかと思います。私自身も小さな会社を経営しているので、自分ごととして経済の動きを注視しています。

小さな経営が会社を守ることに

このような事態になり、小さな経営を心がけてきたことが、結果、会社を守ることになりました。大きく売上げを上げた時も、社員を増やさず、オフィスを大きくせず、都心の小さなミーティングスペースと自宅オフィススペースにて、フリーランスのプロたちと一緒に各種プロジェクトを回してきました。大きなプロジェクトでは、20人以上のスタッフと一緒に案件を進め、その年の売上げがドンと大きくなることもあります。

無理な節税をせず、内部留保を増やす経営

会社自体を大きくしなかったのは、そういう生き方が自分の好みとマッチしなかったことと、銀行からの借り入れありきのビジネスモデルに興味がなかったためです。うちの会社は、一切の借り入れなし。そのため、売上げが大きい時には法人税も大きくなりますが、それでも法人税3割を払えば、7割は内部留保(会社の貯金)として残ります。無理な節税をしないで内部留保を増やしてきた会社は、今回の事態でもそれほどの経営危機には至っていないのではないでしょうか。

暮らしも小さく整えてきた結果

会社だけでなく、10年ほど前から小さな暮らしを整えてきました。小さな家のローンを完済し、ほとんど乗らない車を手放し、ケイタイの契約を格安simに変え、電気の契約も小さくして、毎月かかる費用を小さくしました。さらに、家の不要なモノを少しずつ捨てていき、今では小さい家でもゆとりのある空間が生まれました。

これまで、誰かにせかされるように買ったり、増やしたり、流行を追いかけていたのが遠い昔のことにように、モノの少ない家では静かな時間がゆっくりとています。その分、ハーブを育てて料理に使ってみたり、お友達とお茶したり、楽しい時間を過ごすことが増えました。

10年ほど前、受けとっていたメッセージ!?

10年ほど前、なぜ暮らしを小さく、会社を小さくしようと思ったのかはわかりません。けれど、自分の気持ちに従ってゆっくりと小さく整えてきて、それがそろそろ完成形になったかなと思う頃に、今回のような事態があり、あの頃始めた意味が何となくあったように感じます。

断捨離や捨て活なども、同じぐらい前から少しずつブームになっていましたよね。もしかして、多くの人が何かの同じようなメッセージを受けとっていたのかも!? なぜか、突き動かされるようにしてしまうことって必然であり、のちのち大きな意味をもっているのかもしれません。

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