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【ワークショップを体験してみた その3】


こんにちは、ワークショップ担当白石です。
ぶきっちょ&ド素人代表として、ワークショップを事前に体験しております。
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今回は、日本のきもの文化の粋「友禅」。
教えてくださるのは、手描き友禅作家のクワバラマキコ さん。
友禅の工程のほぼ全てをご自身で手がけていらっしゃいます。
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2時間ほどの体験でしたが、友禅はさすがに奥が深かった!
失敗とまではいかないまでも、ああすればよかった、というポイントがありましたので、体験前の皆さんにお教えしましょう。(私が体験したのは「ハンカチ」ですが、『くらしずく』で作っていただくのは風呂敷です。柄も写真とは異なります)
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ワークショップでは、友禅の工程のメインとなる「色挿し」を体験します。
あらかじめ金色の糊で描かれている輪郭のなかに、筆で染料を塗っていきます。
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最初に筆の扱い方、色のぼかし方を教えていただき、いざ、布へ…。
しかし、どういう色遣いにするか、頭の中でイメージが浮かばない!
隣の人が着々と進んでいるのを横目で見ては焦る焦る…。
こういうとき、センスの有無が自ずと現れてくるのですね。
私は結局、同系色で無難にまとめることにしましたが、後から考えると、色が浮かばない人はあれこれ悩むより、見本通りの色で「美しく色を挿す」ことに専念するほうが、より良い体験ができると思います。

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もちろんオリジナルの色遣いができる人には、こんなへっぽこアドバイスは不要です。
なお、染料は、乾くと少し色が明るくなり、透明感が出ます。
そこらへんも想定しながら進めるとよいかもしれません。
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実際にやってみて思ったのは、筆にどの程度水分を含ませるか、その加減を感覚でつかむのが大事だということ。
はみ出しを恐れて水分が少なめだと、時間がかかりすぎるし、ぼかしもぎこちなくなります。
私がようやくつかめたかな、と思ったのは、体験が終わる直前。
時間はかかったけど、「なんとなく、わかった!」という実感を得られたことも貴重な経験だったと思います。でも早いに越したことはありません!
水分が足りないかも、と思ったときは、クワバラさんに相談してみるといいですよ。
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色を挿したあとは、最後に、金の糊で名前を入れて完成。

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自分の名前(屋号)を入れるのって嬉しい〜。
線を描くのも楽しかったです。
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正直、私は底辺レベルの生徒でしたが、それでも色挿しを体験できたことで、友禅の工芸としての深さを垣間見ることが出来ました。きっと次にやったら、もっと上手にできるでしょう♫
体験の最後に、クワバラさんの作品を拝見し、そのすばらしさが具体的にわかるようになったのも、体験の収穫の一つ。
ワークショップ会場でもクワバラさんの作品の展示販売がありますので、ぜひご覧になってみてください。体験前と後では見る目が変わっているはずです。
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クワバラさんはご指導も慣れてらっしゃるので、その人その人のレベルに合った指導をしてくださいます。
もっと高次元の指導もしてくれますので、ご安心を。
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[W1]手描友禅で名入り風呂敷をつくろう(予約制)
教える人 クワバラマキコさん[ 染め工房 造舎(ツクルヤ)]
詳細:https://kurashizuku2019-w1.peatix.com/view
取材記事:『「精一杯」の姿勢で立ち続けることのできる仕事
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●ワークショップのお問い合わせ・お申し込みはお電話でも承ります。
090-2403-1021(ワークショップ担当:白石)

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