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死んだ父から孫へのプレゼント

私の父は私が高校生の時に癌で亡くなりました。
なので私の父は私が結婚したことも、子供ができたことも知ることなく亡くなりました。
そして、私の子供に会うことは叶いませんでした。

なので、私の父は私の子供にプレゼントを渡すこともできませんでした。


父は私が本が大好きなので図書券をよく私に買ってくれていました。
図書券もくれるのに別に本も買ってくれていたので、
私はその図書券を使うことはほぼありませんでした。

父が亡くなって、片見と思ってそのままその図書券を使わずにとっていました。
ずっと、ずっと。
そのまま机の引き出しの中にとってました。

図書券はそのうち、図書カードになり。
図書券まだ使えるかな?と心配になったりもしましたが、そのままとってました。

そのまま月日は流れ

子供がクリスマスプレゼント、ブルーロックの全巻を買って!
と言ったのですが、全巻22巻、一万円超える・・・。

どうしようかと思ったところに、そういえば、図書券があったなと。
クリスマスプレゼントとしてではなく、
その図書券を使って、子供に漫画本を買うことにしました。

父が買ってくれた図書券で子供に漫画本を買うということが、
なんだか父が孫になる私の子供にプレゼントしてくれたようで、嬉しかったのです。

時を超えて、父が孫にプレゼントしてくれた感じがするのが嬉しかった。
生きていればきっと孫にいろいろプレゼントを渡していただろう父。
残念ながら癌で死んでしまってできなかったけど、こういうカタチでプレゼントを贈ることになるとは。

こういう日が来るとは、あの時(父が亡くなった時)には思わなかった。
こういう使い方ができて良かったなと、しみじみ思うのでした。

父、ありがとう。

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