生理の出血が多い時(過多月経)どんな病気が隠れている?

生理の出血が多い〜過多月経

自分の生理の量が多いかどうかというのは、自分ではわかりにくいですよね。

比較もしにくいし。

診察室で聞くのは、ナプキンの変える頻度とかを聞くようにしています。


月経血の正常値が37〜43mlが正常値、過多月経は140ml以上。

そんなふうに言われても、実際どのくらい出ているか分からないですよね。


過多月経の原因の疾患

子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、子宮動静脈奇形などの骨盤内の疾患、

凝固因子異常、抗凝固剤投与、血液疾患、重度肝機能障害〜出血しやすくなる疾患

無排卵性周期症、黄体機能不全、甲状腺機能異常〜ホルモン環境の異常、

があります。


過多月経の治療

ホルモン製剤としては、内服のピルやミレーナ

ピルは女性ホルモンの分泌やバランス異常を改善することで経血量を減らすそうです。生理痛にも効果があります。

ミレーナとはホルモン剤の入った器具で、それを子宮内に入れる治療です。
婦人科の病院でする治療です。

5年に一度交換とのこと。


ピルよりも経血量が減ると言われています。

他に、トラネキサム酸(抗線溶薬)、ロキソニンのような非ステロイド性抗炎症薬があるそうです。

しかし、効果が弱いようです。

薬物療法が無効の時や困難な時には、子宮内膜掻爬、アブレーション、子宮全摘術、子宮内塞栓術もありますが、内服治療と違って、侵襲が大きくなる治療になります。


後は、漢方薬という手もあります。


まとめ

出血量が多いなと思う人は、一度病院を受診し、原因となる疾患がないかみてもらった方がいいと思います。

治療法としては、ホルモン製剤や、漢方薬などの内服治療、手術があります。




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