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資産運用実践講座2

こんにちは。資産運用アドバイザーのネンキンゾウガクです。

皆さん、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は実践していますか?
インフレの昨今、銀行等の預貯金だけでは目減りすることはよくご存じかと思われます。投資生活を開始している方は、運用成果をきっちり確認すればかなり増えているのが実感されるかもしれません。

証券会社に口座を持ってない方は、来年1月から新NISAが開始されますので、是非、早めに証券口座を開設することをお勧めします。
なぜなら、NISA口座未開設の方はもちろん、銀行で現行NISAを行っている方も投資信託の購入は最寄りの銀行等で問題ありませんが、株式等の購入は証券会社でしかできないことになっているからです。銀行でNISA
口座を開設されている方は、現行NISAの口座閉鎖する、現行NISAを旧金融機関で引き継ぐため新NISAを新金融機関で開設等、方法を確認する前提で、この10月より証券会社等への金融機関口座変更が可能となります。HP等にて手順を確認して対応すれば間に合います。

現在は、一般NISA(年間120万円枠)とつみたてNISA(年間40万円枠)のどちらかの選択になっています。筆者もNISAは興味がありましたが、証券会社では別途、口座を持っており、新NISA(年間のつみたて枠が現行NISAの40万円から3倍の120万年枠、成長投資枠ですと現在の一般NISAの2倍となる年間240万円枠、さらに現在は一般NISAと積立NISAのどちらかの選択になっているのが、新NISAになると併用が可能になり年間非課税枠が360万円に。併せて、一旦、資産を売却しての枠の再投資が可能。)スタート同時に2024年1月からは、使い勝手が向上するため、慌てて現行NISA口座を開設してみました。

新NISAを開始する前に駆け込みするのもどうかと考えましたが、NISA口座・積立枠をネット証券の口座をHPより開設してみました。手続書類をPC・スマホで送信してスタートしたのが6月。掛金を投入(投資)する期間は7月からの6カ月となり、毎月の掛金は現行NISA年間つみたて枠40万円÷6で、66,666円になった次第です。
現在、3カ月目に入っており、投資元金は66,666円の3カ月分です。証券会社のHPで自分のマイページを開けば日々の残高は確認できるので安心です。筆者は投資信託(ファンド)初心者ではありませんが、NISAでの投資は初めてですので、安全かつリターンが高いと喧伝されている全世界株式にしてみました。一般的には、全世界株式、米国株式S&P500,日経225、TOPIX等の指数連動ファンド(インデックスファンド)が手数料も低廉(信託報酬で0.2%~0.3%程度)で良いといわれております。ちなみに9月中旬時点での運用利回りは3%~4%でほぼ想定通り(税金がかからないので、通常の課税される投資信託購入の方の3.7%~4.9%に相当)です。

あらためての振り返りですが、NISA(新NISAも同様)つみたて枠での投資信託(ファンド)購入については、種類・時間を分散して対応することが長期で見ると利回り向上に寄与します。また、毎月積立になっており、ドルコスト法(一定金額投資であり、右肩上がり相場の場合はファンドの口数が増え続け、下がった時にも多くの口数が買える。)で毎月3~10万円を60カ月、5年~10年積立してみましょう。おそらく、ファンドの過去の実績を参考に想定する程度の利回りは確保できるはずです。

また、現在の一般NISA(年間120万円枠)が新NISAでは成長投資枠として240万円に拡大されます。これを投資信託で消化するのも可能ですが、一般的には、株式で配当利回りの高い、かつ、株主優待を実施している株式を株価が低い時期に購入されることをお勧めします。新NISAでのデメリットも含めた実践事例は年明けに執筆してみたいと考えております。

加えて2024年1月からの新NISA制度においては、現在はできない利益確定しての枠の再利用(200万円売却すると200万円再投資)が可能になります。1年目~5年目まで年間枠240万円で合計1200万円が総枠です。非課税枠フル活用ならば、非課税枠の復活は翌年からになります。具体的には2024年に240万円で成長投資枠の枠を使い、200万円分2024年12月末までに売却した場合、1年目の売却簿価(購入時価格)200万円は成長投資枠の残り枠の960万円から翌年2025年に1160万円になります。しかしながら、成長投資枠の年間枠は240万円ですので、結果として復活部分は2025年に使用可能ですが総枠1160万円より年間枠240万円が投資可能となりますので、投資・売却を繰り返せば総枠維持ができることとなります。

現行NISAと比べて、非課税保有期間が成長投資枠・つみたて投資枠ともに無期限というポイントもメリットです。

2024年スタートの新NISAを始めないともったいない。種々、検討して実践してみましょう。資産が倍になるのも夢ではありません。新NISAの枠を使い1800万円(成長投資枠1200万円+つみたて枠600万円、全てをつみたて枠として1800万円も可能)の資産倍増を、実践でクリアできることを願っています。

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