環境問題と私たちの生活

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                    2019/10/18 第540号
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【環境問題と私たちの生活】

こんにちは。『生きること、考えること』アドバイザーの Tetsuo です。
今回は、私たちの生活について考えたいと思います。

皆さんは、ご自分の人生を総合的に振り返っていつの時代が良かったと感じておられるでしょうか。私は、1970年代の生活を思い浮かべます。この時代は、社会インフラが充実すると共に日本人の生活レベルもそれまでと比べて飛躍的に向上しました。誤解ある表現かも知れませんが、現在の生活と遜色ないレベルであったと思います。

この当時の人達は、生活の質的向上を夢見て労働をしていたと感じられます。
具体的には、家の前の砂利道が舗装され砂ほこりから解放された。電話が一般家庭に敷設された。トイレが水洗になり衛生的になった。何よりも社会問題化した公害問題も解決されました。

対して、現在の人達は、何を持って働き生活をしているのでしょうか。AIに夢を託しますか。新しいテクノロジーに何を期待していますか。私は、特に期待をするものが無いです。1970年代で、生活レベルが止まれば良かったとは、思っていないので誤解が無い様にお願いします。

1970年以後は、医療や衛生面が飛躍的に向上をして日本人の平均寿命が大幅に伸びたことは素晴らしいことだと思っています。加えて、スマートフォンやパソコンなどの情報機器のお蔭で、世界中の様々な情報に触れられる様になったことも素晴らしいことだと思います。でもそれ以外の事に関しては、正直疑問に思っています。

車にしても、本来一家に複数台の車が必要なものでしょうか。私は、1970年以後にバスや電車など公共交通機関のより良い移動システムを考案したのであれば、車が中心の社会にならず《自然環境に優しい都市》が創れたと思うと非常に残念です。

プラスティック問題も同じです。ペットボトルでなく《瓶のリサイクル》が1970年以後も維持されていれば良かったのにと思います。

これこそAIを用いて《自然環境に優しい都市》《瓶のリサイクル》の効率的なシステム作りを行えば、老若男女が共生する住み易い都市が出来るのだと思います。

誤解を恐れずに言えば、車社会とコンビニエンスストアの発達が自然環境の破壊をもたらしたのかもしれません。

最後に、人気のあるレストラン・ケーキや食材に関する情報が溢れ多くの人が夢中になりテレビ番組と雑誌で紹介されています。でも、私は子ども時代に食べた自然の食材から出来た料理が一番美味しいと信じています。今は、味よりも見た目が重視されているかの様です。
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