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【season2-1学期】 福岡映画部のバーチャルシネマサロン 「 開催日時 & 鑑賞作品発表! 」

こんにちは!暮らしの大学 事務室です。 

ゴールデンウォーク、いかがお過ごしでしょうか?
大変なご時世ではありますが、新たなたのしみを見出したり、いつもよりゆっくりしたり。それぞれに充実した時間を過ごされていることを願っています。

さて、暮らしの大学では、ゴールデンウィークフル活用!で、心が元気になるようなワクワクする教室をお届けしていきます。ぜひ一緒にたのいいひと時を過ごしましょう!

では、今日の本題。
今日は「 福岡映画部のバーチャルシネマサロン」の “開催日時” のお知らせと “同時鑑賞する映画作品” を発表します!

(まだ教室の概要を知らないよ、という方はこちらの記事を先にお読みくださいね!)

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▼各回の概要

※ 全回ともに、オンラインビデオツールZoomを使用して開催します。
事前にアプリケーションのインストールをしておくとスムーズです。

※映画作品は各自がご準備いただき、ご自身の端末で再生してください。
ネット配信サービスで配信されている作品を選んでいます。
事前に再生すればスタートする、というところまでご準備いただくとスムーズです。Zoomをつなぐ端末とは別の端末での再生がスムーズかと思います。(PCで映画再生、スマホでZoomをつなぐ、等)

第2回 ハリウッド 黄金期のはじまり!日本語訳付で観れる最古のアカデミー賞作品賞
観賞作品:『ブロードウェイ・メロディ』
開催日時:5月4日(月・祝) 18:30〜

〈 あらすじ 〉
歌手のエディはザンフィールド一座の新しいレビュー「ブロードウェイ・メロディー」で新作の歌を唄うことになった。彼を頼ってやってきた恋人のハンクとその妹のクィニーも、エディの計らいでザンフィールド一座の舞台に出演することになるが、エディは美しい女性に成長していたクィニーに心を奪われ、またクィニーもエディに惹かれていく…。

〈 みどころ 〉
第2回アカデミー賞受賞作品。現状、配信系サービスで日本語訳付きで観られる最古のアカデミー賞作品賞受賞映画です。

1800年代の終わりに映画が発明され、1920年代にはトーキーが誕生。ミュージカルが爆発的人気を誇った1930〜50年代にハリウッドは黄金期を迎え、アカデミー賞誕生のきっかけともなった映画スタジオMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー…オープニングロゴはライオンがガオー!で有名なアレ)が隆盛を極めました。そんなMGMによる初期作品となる本作。後に、邦題『踊るブロードウェイ』『踊る不夜城』『踊るニュウ・ヨーク』シリーズで人気を博した「Broadway Melody」シリーズの第1作。

ブロードウェイのスターたちが映画に流入する前夜の時期に作られた本作。決して「一流」とは言い切れない踊りや、突如真っ暗になる画面など、いま観ると新鮮な驚きがたくさん。映画が辿ってきた時代を感じる作品です。

第3回 人生「するかしないか」の分かれ道で「する」を選んだ人々の勇気ある物語!
観賞作品:『ロッキー』
開催日時:5月6日(水・祝) 16:30〜

〈 あらすじ 〉
青年ロッキーはフィラデルフィアのスラム街に暮らす4回戦ボクサー。ある時、世界チャンピオンのアポロがロッキーを対戦相手に指名してきた。もし15ラウンド終わってもリングに立っていることができたら、自分がただの三流ボクサーでないことを証明できる……ロッキーは愛する女性エイドリアンのために死闘を繰り広げることに! 

〈 みどころ 〉
シルベスター・スタローンをスタローンたらしめた奇跡の一作。
観客に夢と希望を与え隆盛を極めたハリウッド黄金期が終わり、50年代〜60年代、フランスでは「ヌーヴェルヴァーグ 」が、アメリカでは「アメリカンニューシネマ」が生まれました。ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーといった名匠を生み、『タクシー・ドライバー』が社会現象を巻き起こす。「反体制」「アンチ・ヒーロー」「アンチ・ハッピーエンド」が映画と社会を席巻し、ダークなトーンの名作が次々と生まれました。

一方で、時代が進み、ダークトーンに飽きてきた観客が求めたのがパニック映画。『ポセイドン・アドベンチャー』や『タワーリング・インフェルノ』のほか、スティーブン・スピルバーグによる傑作パニック『ジョーズ』は日本でも記録的興行収入を打ち出しました。そして、アメリカン・ドリームの再来の決定的一打となったのが本作、『ロッキー』。

※ご参加いただく方は、ぜひこの荻昌弘さんによる解説を見てからご参加ください!(本気で超名解説です泣いちゃう)

当時、無名だったスタローンが人生をかけた一作として臨んだ本作は、鬱々とした時代の空気を文字通り拳で打ち破り、アカデミー賞作品賞受賞の壇上まで一気にスターダム駆け上がった伝説の作品として語り継がれることとなりました。

第4回 『ブロークバック・マウンテン』から『パラサイト』まで。アカデミー賞の歴史を変えた「愛の物語」
観賞作品:『ムーンライト』
開催日時:5月10日(日) 13:30〜

〈 あらすじ 〉
マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけ。やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。そんな中、ある事件が起こり……。

〈 みどころ 〉
アカデミー賞の歴史を変えた、時代のメッセージを象徴する「愛の物語」。
100年弱のアカデミー賞の歴史の中で、重い重い扉と言われてきた「有色人種」「LGBTQ」のテーマ。

2005年に最多8部門にノミネートされながらも主要部門全てで受賞を逃した『ブロークバック・マウンテン』、批評家筋から大絶賛を受け2016年6部門にノミネートされながらも作品賞にはノミネートすらされなかった『キャロル』。快挙に至らずとも、静かに、そして確かに紡がれてきたそのムーヴメントは、本作の受賞でやっと日の目を見ることとなります。

そして、示し合わせたように世界中の名匠が「分断」をテーマに映画を作った2019年。外国語映画初の作品賞受賞の快挙となった今年の『パラサイト半地下の家族』まで、今の映画シーンを語る上で重要な一作として、本作『ムーンライト』をセレクトしました。


▼参加方法

「CAMPFIREコミュニティ」からのご入学登録が必要です。
ご入学いただいたみなさんへ個別にZoomの参加URL等をご連絡いたします。※各回、開始1時間前までに入学いただいた方が対象となります。

▼「CAMPFIREコミュニティ」からのご入学登録方法については、以下の記事をご覧ください。



みなさんのご入学、ご参加、お待ちしております!

では、また次回の記事でお会いしましょう。
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