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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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2018年11月の記事一覧

「いいこと」や「変化」を自ら取りに行く場所になりたい。〜「てこ」の役割

2018年の「シマシマしまね」のオープンも残りわずかとなりました。もちろん、12月1日以降も活動は続き、お楽しみ便を始め、冬の間も何か楽しいことを…!と考えています。でも、施設がクローズとなるのはやっぱり、寂しいですね。 先日この「シマシマしまね」の事例をもとに、地域づくりや社会活動をする人たちを対象とした「成果の導きだし方ワークショップ」が行われました。 そのようすはこちらからご覧いただけます。 「成果」と一言で言ってもいろんな切り口があって、それを知っておくだけでも

金髪がもたらしたもの。

しばらく前に、髪の色を変えたことをコラムに書きました。 「ダブルカラー」という、一度脱色して金髪にしてから好きな色を染めていくという手法で、白髪が目立たなくなるかなという目論見。 染めた色が抜けてきたら、もろ金髪になるので、ここ数か月はアッシュグレー→金髪→ピンクベージュ→金髪→ナチュラルブラウン→金髪、という感じで髪の色が変遷しており、これはこれで得難い経験です。 たまにお会いする方は見るたびに髪の色が違うから「次は何色か楽しみにしてますね!」と言われたりします。

島根のどこが好きなのか、あらためて考えてみた。

今日開催した読書ワークショップに、お嬢さんが島根の大学へ進学した、という女性が県外から参加してくださいました。 昨年から、講師のDOOR BOOKSTOREオーナー・高橋さんを慕って遠方から通ってくださり、私たちもいろいろなお話をさせてもらったのですが、今回は娘さんが4回生ということもあって、「娘は島根の皆さんに支えられてきました」ということばをたくさん頂き、誇らしく思いました。 また、午後から来てくれたくらしアトリエスタッフの娘さんは県外の大学に通っているけれど、毎日く

「しめ縄物語」~藤原恒夫さんがつくり出す確かな手仕事。

くらしアトリエが「新しい年を迎える喜びを、何か手仕事で表現したい」と作り始めたのが、オリジナルのミニしめ縄と鏡餅。作り始めてもう10年が経ちます。 しめ縄はうちのスタッフに作れる人がいないので、県内の技術のある方に製作依頼しています。 一番最初は、雲南市吉田町の皆さんに。社会福祉協議会を通じてグループを紹介していただき、打ち合わせを重ねて製作していただいていました。 次は、松江市西長江町の消防士さんに。「おむすび朝市」がご縁でつながることができて、何年間かおひとりで作っ

紹介したい!という欲求。

今日、島根県西部に仕入れに向かいながらいろいろと話をしていて、ふと思ったのですが、私たち、「モノが売りたい!」とか「イベントを企画したい!」とかというよりも、「頑張ってる人、素敵な人たちを紹介したい!」という猛烈な欲求のもとに活動をしているのでは、ということに気づいたのです。 しかもただ紹介するだけじゃなくて、「この人はきっと、この人の作るものが好きだと思う!」という見えない線みたいなのをつなげて、作り手も受け取る側も両方幸せにしたい、という欲求…。 考えようによってはた