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自然栽培農家がセレクト! 「小さな農家」に必要な農具はこの5つだけ

みなさんこんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。

ワタクシが農や宿業と並行して細々と行っているのが、自分たちが食べる物を小さく自給できる「小さな農家」を増やすという活動です。

今回は「小さな農家」に必要な農具をお伝えします。

と言っても特別なものは必要ありません。どれもその辺で手に入る(何なら納屋に眠っている)ものばかりです。

小さな農家」には便利グッズも機械も必要ありません。

ちゃんとした農具と、人並みに体力があれば大丈夫です。特にちゃんとした農具は、一生もので、長く付き合っているうちにドンドン親しみがわいてきます。ピンときたものが見つかれば、少々お高くても購入してみてはどうでしょうか?

家庭菜園などをされている方にも参考になると思います。ぜひご一読ください。

※本記事は有料ですが、お伝えすべき部分は無料でお読みいただけます。


小さな農家に必要な農具はこの5つだけ

①ー鎌

まずは何はなくとも鎌です。草を刈ったり、収穫する時に使います。

鎌にはいろんな形がありますが、初心者にはこの形の鎌をオススメします。ツルッとした刃のものは滑って手を切りやすい、研ぐのが難しい、などのデメリットがあります。

ギザ刃の鎌です

《選ぶ時のポイント》
刃がノコギリのようにギザギザしているギザ刃の鎌です。鉄製のものであれば何度も研いで使えますので、長く使えてお得です。

②ー鍬(くわ)

これも何はなくともレベルです。畝を作る時や、土の表面の草を削り取るときに使います。

ワタクシの愛用の鍬

《選ぶ時のポイント》
ホームセンターで売っている3,000円くらいの鍬はやめておきましょう。全然長持ちしませんし、頭部の角度がイマイチで使い勝手が悪いです。

ご近所に農機具屋さんがあれば覗いてみて下さい。その地域で昔から評価を得ている形状の鍬が見つかるかもしれません。

鍬もステンレス製よりも鉄製をオススメします。理由は後で書きます。

③ー備中鍬(びっちゅうぐわ)

土を掘り起こしたり、サツマイモなどを掘り上げるときに使います。

岐阜型と呼ばれる刃が4本の備中鍬

《選ぶ時のポイント》
これも地元の農機具屋さんで探してみて下さい。ホームセンターのものは軽すぎて使えません。これも鉄製のものがオススメです。理由は後でまとめてお伝えします。

ワタクシが愛用しているものは「岐阜型」と呼ばれる刃が4本のものですが、一般的には3本刃が多いようです。

農具は実際に持ってみたときの印象がとっても大事です。「使いやすそうだな」と感じたものを購入してください。

反対に「ちょっと重いな」とか「軽すぎるかな」、「なんかバランスが悪いな」などとネガティブに感じたものは、とりあえずやめておきましょう。

④ー三角ホー

かなりレベルの高いお役立ち道具です。除草はもちろん、中耕や土寄せにも大活躍です。

畝を立てるときに鍬を使うのがちょっとしんどいという女性は、この三角ホーを使って畝を立てることもできます。

お役に立ちます三角ホー
反対側から見るとこんな感じ

《選ぶ時のポイント》
これはほとんどがステンレス製だと思いますが、中には鉄製のものもあります。

柄の長さと刃の大きさに種類があります。刃の小さなものよりも、大きなものの方が使いやすいと思います。

そして一般的には刃よりも柄が先にダメになりますので、柄が交換できるものがオススメです。

⑤ーアメリカンレーキ

土を砕いたり、刈った草をかき集めたり、肥料や堆肥をすき込んだりする時に使います。

とっても強そうなアメリカンレーキ

《選ぶ時のポイント》
ツメ(というのかトゲというのか…)の数や、幅、大きさでいろんな種類があります。

ガーデンレーキを使ったこともありますが、アメリカンレーキの方が頑丈で長持ちします。

ワタクシは「金象印」のアメリカンレーキを使っています。これも長く使っているうちに柄の部分がグラグラしてくるのですが、柄の部分だけ交換することができて、長く使えます。

以上、「小さな農家」に必要な道具5つをお伝えしました❗

ちなみにワタクシが住む岐阜県郡上市には、ちゃんとした農具をいくつも置いてくれているお店があります。郡上八幡にある「ヤマカ刃物店」です。城下町プラザのすぐ近くですので、お近くの方はぜひ覗いてみて、いろんな農具を手に取ってみて下さい。

ここから先は有料記事です。といっても大した情報ではなく(って自分で言うな)、ま、記事に対するお駄賃のようなものとお考えください。お伝えすべきことはすでに済ませましたので、農具と長く付き合いたいという方だけ購入して読んでくだされば結構です。

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