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フォーラム「鳥取で出会う表現とことば」〜「ことばの再発明」成果発表企画 の話

去年から準備を進め、この夏・秋に講座・成果発表展と走り抜けた「ことばの再発明」。残すは事業報告書のみ...でしたが、講座受講生達ともう少し何か出来ると良いなという思いがあり、スピンオフ企画として、『フォーラム「鳥取で出会う表現とことば」』を実施することになりました。このnoteでは、企画運営としての思いを少しばかり綴り、情報をまとめておこうと思います。


フォーラムについて

7月〜9月に実施した連続講座「ことばの再発明」の受講生が、その成果発表の一環として、自らが企画に関わるフォーラムを開催いたします。講座での講師との対話を踏まえ、「表現とことば」について、あらためて議論する場を設けます。
本フォーラムの講師には、鳥取県出身の芸術文化活動者3名を招聘。彼らは各地に活動の場を広げながらも、生まれ育った鳥取にかかわる個人制作やプロジェクトを続けています。
前半は講師が自己紹介プレゼンテーションを行い、後半は「ことばの再発明」受講生が司会・進行をつとめ、「鳥取を経て/踏まえて活動すること」を切り口とした議論を行います。鳥取県内で活動する受講生と講師が等身大のコミュニケーションを行い、そこから一度きりの講座を超えた交流が生まれることを期待します。

上記にあるように「ことばの再発明」は、2020年7〜9月の期間で鳥取県内で活動する受講生18名、企画運営者を含む講師14名が参加をし、講演、対話、成果発表を通してたプログラムとして実施しました。

コロナ禍を踏まえてオンラインでのやりとりではありましたが、集まってくれた鳥取県内で活動する受講生は皆、意欲的で。成果発表展・ギャラリートークでようやくオフラインでのコミュニケーションを取ることが出来、「この受講生達なら、主体的に動けるので何らかのイベントが出来るのでは。」という思いが芽生えました。
そこで講座内で実施した「対話」の成果発表企画として、フォーラムを実施することに。「対話」は、一方的ではなく、相手の話を聞き、受け取った上で何を話すか、という双方的なものです。受講生達は、1人あたり8人以上の講師と「対話」を繰り返し、その力は鍛えられているはず。そういった考えがあり、「ことばの再発明」受講生が司会・進行をつとめる時間を設け、講師・企画運営と一緒にフォーラムを作ってくれる受講生を募り、全3回実施することになりました。

全3回の概要

フォーラムは全3回。概要は以下をご確認ください。プロフィールはリンク先にて。

フォーラム①
日 時|11/30(月)19:00-21:00
ゲスト|波田野州平(映画作家)
参加受講生|exkeee(painter)、にゃろめけりー(ZINE作家/DJ/音楽をつくる人)、もりさと(米泳ぐ代表/サンインテラス編集長)
フォーラム②
日 時|12/14(月)19:00-21:00
ゲスト|𠮷田恭大(歌人/舞台制作者)
参加受講生|磯崎つばさ(地域自主組織ふれあいの郷かあら山事務局長)、中村友紀(鳥取大学地域学部4年生/演劇)、ナカヤマサオリ(助産師/執筆業)、水田美世(totto編集長/ちいさいおうち管理人)
フォーラム③
日 時|2021/1/20(水)19:00-21:00
ゲスト|ひやまちさと(イラストレーター)
参加受講生|井澤大介(深夜の美術展in鳥取 主催/企画者/雑談をデザインするひと)、奥井彩音(林業/山のデザイン)、にゃろめけりー(ZINE作家/DJ/音楽をつくる人)

鳥取で「つくる」人のために

共同企画者の佐々木さんが上記ページにて『鳥取で「つくる」人のために』について綴ってくださっています。それを踏まえ、フォーラムについて私から。

コロナ禍で「ことばの再発明」を実施するにあたり、オンライン上で鳥取を再現したい、というのが企画運営の意志であり、このフォーラムでもそれはブレませんでした。ゲストについては、講座同様、鳥取県外の講師を候補にも上げていましたが、追加実施するにあたり何かしら今までにない試みをしたく、「鳥取県出身の芸術文化活動者」と対象を絞り、波田野さん、吉田さん、ひやまさんの3名にお願いをしました。彼らは各地に活動の場を広げながらも、生まれ育った鳥取にかかわる個人制作やプロジェクトを続けています。共通項としては、個人制作だけでなく、それぞれがプロジェクトを企画運営し、自ら主体的に動かしているということ。「つくる」には、制作物としての「つくる」だけでなく、多様な「つくる」があり、プロジェクトの企画運営も「つくる」だと個人的には考えています。今回の3名も多様な「つくる」を持ち合わせており、かつ「ことばと表現」について深く考えておられるように思います。そんな3名と「ことばの再発明」の受講生が等身大のコミュニケーションを行うことで、講座を超えた交流がオンライン上で生まれるのではないかと。「ことばの再発明」内で大切にしていた「対話」という時間をフォーラムで見ていただけたらと。そのように思い、企画しました。

何か自分の中で引っかかるものがあれば、この時間を一緒に共有していただけたらな、と思います。

お申込みについて

・参加を希望される方は各プログラム開催当日17時まで専用参加申込フォームからお申込みください。
・定員を40名とし、先着順とさせていただきます。
・フォーラムはどなたでも聴講可能です。「ことばの再発明」の取り組みにご興味を持って下さった方や、鳥取県出身者、U・I・Jターンで鳥取で活動をしている/予定している方、県内外問わず地域での芸術文化活動に携わる方など、年齢・経験、学生・社会人問わず、広く参加を募集しています。ご関心のある方は、この機会にどうぞご高覧ください。
・フォーラムの様子は録画をいたしますが、動画の一般公開は行いません。後日、本WEBサイトにてレポートを掲載する予定ですので、そちらをご覧ください。

専用参加申込フォームを用意しましたので、こちらからどうぞ!

さいごに

「ことばの再発明」という一連のプログラムを通し、鳥取で活動している人の多様性、面白さを知り、コロナ禍でのオンライン実施のノウハウを貯めることが出来ました。また、大学の講座として実施していることもあり、「学び」を重視したプログラムを企画運営し実践出来ているのは、個人的にやりたかったことなので、心の奥で嬉しく思っています。

私は鳥取県出身で、高校生までの18年間は「鳥取は何もない」というイメージを持って生きてきました。鳥取Uターン前後の活動及び今回の「ことばの再発明」を通して、鳥取という土地の魅力だけでなく、現在この地で活動している人や出身者が面白く、意欲的だということに気づき、それをいろんな人に知って欲しい、と思いも今回のフォーラムに含めています。

「ことばの再発明」の取り組みにご興味を持って下さった方や、鳥取県出身者、U・I・Jターンで鳥取で活動をしている/予定している方、県内外問わず地域での芸術文化活動に携わる方など、年齢・経験、学生・社会人問わず、広く参加を募集しています。

と告知ページにも記載しているのですが、何か自分の中で気になったり、引っかかるものがあれば、ぜひこの時間を一緒に共有していただけたらな、と思います。

まずは本日11/30から。当日17時まで参加申込を受け付けています。ご都合の合う方はぜひ!


いただいたサポートで本を買ったり、新しい体験をするための積み重ねにしていこうと思います。