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願え

先日、機会があって占いをしてもらった。いろんな手法で多角的に占ってもらったが、手相を見てもらいながら話されたことを1番覚えている。

「貴女、願いが叶いやすい線出てるわね。ただ、不完全。それは、貴女自身が望みを声に出して言わなきゃいけないのよ。“汝、願えば叶う。ただ望みを口にするか否か。”ってとこかしら。29歳の今が転機だから、今をしっかり生きて、自分のやりたいことは人に伝えなさい。助けてくれる人が多い時期なのよ、今。」

知人の友人である如何にも怪しげな男性はそのように言った。手にたくさん印をつけられたがiPhoneが出荷時状態に戻った今、その日の写真は1枚も残っていない。ただ、今まで占ってもらった占い師の中でも格別にオーラがある人だった。

こんな話をふと、七夕である今日思い出した。自分の手相をまじまじと見るけど、そんな力がどこにあるかは分からない。そんな手を使って、久々にiPadでドローイングをした。楽しいものだ。

社会復帰から1ヶ月と少し経ち、目の前でやることはもちろんやって行くんだけれど、少し先にやりたいことが見えてきた。叶うかどうか分からないけれど、最善の形で実現と実験が出来たらなと思う。

そのためには、どう考えてもいろんな人の協力が必要なので、会ったら美味しい物やお酒でもお茶でもしながら、「企みに手を貸してください」と、「どう思いますか」と、いろいろ尋ねることになるかと思う。

多くの望みはないけれど、それが出来るような体力と気力と、相談することに躊躇しない勇気があれば良いな、ってのが今の願いだろうか。明日から出来ると良いな。いや〜やっていきたい。今回こそ、か。

雨の降らない七夕の夜にそんなことを思う。彦星と織姫は無事に良い1日を過ごせただろうか。そうであるなら素敵なことだ。

いただいたサポートで本を買ったり、新しい体験をするための積み重ねにしていこうと思います。