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猫の色と模様にみる生の味わい深さ

画像は、倉敷本通り商店街の老舗喫茶ウエダの看板猫、まやさんが、店内の定位置でまどろんでいるところです。まやさんの顔を見ると、いろいろな模様や色の体毛が混じり合っていて、多くの種類の猫が交雑したことが判ります。

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まやさんが生を受けるまでにどれだけ複雑な経路をたどってきたのか、およびもつきません。でもそれが今の味わい深い顔立ちになり、みんなに愛されています。マダムは、まやさんにデレデレで、まやさんに話しかけるときは赤ちゃん言葉になります。

まやさんの味わい深い顔は、人の生き様に見立てることができます。どのような人であっても、意識しているかどうかは別にして、生きることはたいへんです。私たちは、日々惑い、悩み、多くの回り道や、無駄なことをして生きています。よかれと思って努力したことが裏目に出てしまいますし、何事も思い通りにはなりません。悩んでも無駄だと判っていても悩みます。そういった曲がりくねった生き様は、決してすっきり整って美しいわけではないのだけれども、まやさんの顔立ちのように、味わい深いのだろうな・・と思いました。

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