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アトリエ山兎さんのフィギュア

岡山市のギャラリー陶佳で展示されていた、アトリエ山兎さんによるマガモのフィギュアです。4.8×7cmの小さなものです。普通に眺めていたら、あけび色の金属光沢を帯びた頭部の色彩が見事だと感心する程度でしょうか。

しかし、アトリエ山兎さんの真価は細部の造形に宿っていました。空中を移動する鳥は、平衡器官が発達しているので、頭頸部の動きが多彩です。このフィギュアでは前後・左右・回旋の動きが複雑に組み合わさっているのが見事に再現されています。

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動物の「似顔絵」というべき造形で、アトリエ山兎さんが仕込んだ細部へのこだわりに、とても感心しました。

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