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原在加さんの小皿

倉敷市本町の「みうち雑貨店」では、地元出身のクリエーターを応援しています。画像は、お店に展示してあった小皿です。倉敷市真備町の自宅を工房にして作陶している、原 在加(はら ありか)さんの作品です。「朽葉色(くちばいろ)」をしていて晩秋に相応しい意匠です。

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朽葉色とは、茶色になった落ち葉の色で、平安朝の貴族に愛好されました。落ち葉の色のバリエーションから、赤みが強い「赤朽葉色」、黄色みが強い「黄朽葉色」、緑がかった「青朽葉色」と微妙な色の違いによって、様々な名称があります*。

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お皿は、少し緑がかった青朽葉色をしています。雑木林の落ち葉によく馴染んでいます。

*神浦高志・編,橋本実千代・監修:世界でいちばん素敵な色の教室, 三才ブックス, 2019. P53


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