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陶芸作家、岡島光則さんによる作品の紹介

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岡島光則さんは倉敷出身の陶芸作家です。京都工芸繊維大学大学院を修了後、技術者として勤務の後、陶芸の世界に入門されました。現在、倉敷市大島に工房を構えておられます。岡島さんは、いわ…
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#川月清志

岡島光則さんの青の陶器によるフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の再現〜フェルメール・ブルーへの接近〜

フェルメールは寡作の画家で、現存する作品は37点しかありません。それらは全て、世界的に有名ですが、そのなかで最も人気があるのが「真珠の耳飾りの少女」でしょうか。 フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」(1665年)マオリッツハイス美術館蔵 1) 「真珠の耳飾りの少女」は、今まで3回来日しており、筆者は、2012年に神戸市立博物館で開催されたマウリッツハイス美術館展で、本物を目の当たりにしました。作品の前で大勢の観衆が立ち止まって作品に見入る中、時間が止まり、作品から放射状に

建部町の石窯ぱんや nico の物語〜春から夏へ

倉敷土曜市・庭に行ってきました。ここには、岡山県内の小さな工房が多く出店しています。 建部町の石窯ぱんやnicoでは、坂本さんご夫婦が、季節感溢れる自家製天然酵母ぱんを手作りの石窯で焼いています。 桜のつぼみをあしらった桜あんぱんは、そのままリビングを飾るオブジェになりそうな、アートな逸品です。櫻井理人さんの桜の絵付け皿に載せて、春の風情を愛でました。 なの花とチーズのぱんは、松原晋司さんによる溶岩のような熱量を感じる皿に馴染んで、目覚めつつある大地のエネルギー感を発散