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海野千尋さんの作品紹介

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海野千尋さんによる造形作品の紹介をまとめてみました。
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#石原路子

ヨシダコウブンさんと仲間達14〜広島県府中市の「味噌蔵 ART Place & NAVA Cafe」にて〜

広島県府中市の「味噌蔵 ART Place & NAVA Cafe」は、伝統的な府中味噌の醸造施設の中に、ギャラリーを併設したカフェを開設して、地域の食とアートの発信拠点になっています(ちなみにカフェでは、絶品の、きのこ料理が味わえます)。 2024年5月18・19日、オープン3周年イベントとして「きのこどこのこ展」が開催され、ヨシダコウブンさんと作家のお仲間達が、きのこをモチーフにした作品を発表されました。 盛況のうちに無事に展示会が終わり、会場でにこやかにくつろぐコウ

フェルメールの風景画「デルフトの眺望」の再現〜石原路子さんのテディベアと海野千尋さんの創作人形による〜

フェルメール作「デルフト眺望」は、世界で最も有名な風景画の一つです。オランダの商業都市デルフトを、市街南端のスヒー川から眺めた構図になっています。市街の景観には、旧教会、市庁舎、時計台、新教会、ロッテルダム門といった、多くの尖塔がそびえているのが見えます。 フィルメール・作「デルフト眺望」1660-61年 マウリッツハイス美術館1) 手前の川岸には、複数の人物が描かれています。すなわち、右側には二人の女性が向き合って佇んでおり、左端には、船に乗ろうとする夫婦と、それを見送

エゴン・シーレ展に行ってきました〜我が家の小さな俳優達による絵画世界の再現〜

東京・上野公園の東京都美術館では、「レオポルド美術館 エゴンシーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(2023.1.26~4.9)が開催され、会期が終盤を迎えていました。 花見のシーズンを避けて、会期最後の週末に東京行きを決行しました。4月8日の朝5:34分発の電車でJR倉敷駅を発ちます。 9:30にJR上野駅に到着し、かつて大学に所属していた頃、東京出張のときに行きつけだった喫茶室ルノアールのアメ横店に向かいます。 さっそく、豪華なモーニングセットをいただきました。 店

ヨシダコウブンさん関西を行く

広島県福山市在住の総合芸術家、ヨシダコウブンさんは、神戸市中央区、旧居留地・大丸前のカン・フラワーデザインで、二人展「ふたつとない世界」を開催しました。カンさんによるフラワーデザインとのコラボ展でした。 ヨシダコウブンさんは異界と出会う人です。会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに、抽象化された異界はこちら。 仲間を大切にするコウブンさんは、京都のギャラリーで開催された小林雅子・島田恭子二人展に、応援に駆けつけました。 会場に隣り合っていた異界はこちら。 さらに

我が家の芸能事務所の子役達のデビュー

画像の三体の陶布人形は、2022年にいっしょに生まれました。 コンセプトは、寄宿舎学校のクラスメートです。海野千尋さんによって同じ土の塊から創造されたので、三つ子のような存在です。 2022年12月、三体は、我が家の芸能事務所に同期入社しました。 二体は、入社してすぐにデビューが決まりました。入川家を舞台としたホームドラマに抜擢されたのです。 それぞれ、入川家の娘カンナ役、息子ウタ役として出演しました。 しかし、残った一体は、なかなかデビューが決まりませんでした・・

ヨシダコウブンさんと仲間達〜我が家の芸能事務所の俳優による「ジョーネツ・タイリク」の再現

我が家では、アート作品で新年の設えをし、こころゆたかに新年を迎えることができました。画像はその一つ、土井絢加さんによる陶器作品、鏡餅です。 さて、ケモノノスミカ工房を主催するヨシダコウブンさんは、福山・倉敷・岡山方面において、大所帯のアーティストを束ねるキーパーソンです。ちなみに、フェイスブックの友達は、1000名を超えています。 コーブンさんは、自らの作品を地元のみならず、首都圏や関西で発表されると同時に、大規模な展示会を企画し、地域のアーティスト達に発表の場を与えます

3人の造形作家、山岡緑さん、石原路子さん、海野千尋さんの作品による、斎藤真一の絵画世界の再現

斎藤真一(1922-1994)は、岡山県倉敷市出身の画家です。東京美術学校に進学し、学徒出陣から帰還後に復学・卒業し、教員の傍ら画業を始めます。40歳頃より盲目の女性旅芸人、瞽女(ごぜ)に惹かれ、描きはじめました。 倉敷市立美術館では、ちょうど東郷青児・斎藤真一 展(2022.10.22-12.18)が開催されており、斎藤真一のまとまった作品が観られる稀少な機会なので訪れました。 展示会場の解説文によれば、女性で盲目という社会的弱者である瞽女(ごぜ)の人生は、辛く哀しいも

石原路子さんのテディベアと海野千尋さんの陶布人形によるドラマ「元カレ」の再現〜キンキ・キッズへのオマージュ〜

我が家のテディベア事務所に、二人の新人が入社してきました。 伝説のテディベア作家、石原路子さんによるドーモト・ツヨシくんと、ドーモト・コーイチくんです。二人は、生まれてから年月が経っていますが、石原さんによって時間を掛けて、内面・外面とも磨かれて、我が家にやってきました。 さっそく二人のオンステージです。歌は、往年の大ヒット曲「薄荷キャンディー」です。 林淳子さんの小皿を薄荷キャンディーに見立ててみました。 「・・薄荷の匂いの運命のひとさ・・僕の瞳は君しか映らない・・」