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海野千尋さんの作品紹介

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海野千尋さんによる造形作品の紹介をまとめてみました。
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#ハイジ

海野千尋さんの創作人形による小林悦子さんの重層的な絵画世界の再現

小林悦子さんは、パリで活躍する日本人アーティストです。その表現は、多彩で重層的です。森の先住民のようなイメージや、森の野獣、異界の獣、都会の構造が作品の中に重なり合います。 そんな小林さんへ、リスペクトを込めて、海野千尋さん作「ほんのり桃色のお嬢さん」のデビュー作第二弾を企画しました。 第1部 モチーフは、アートギャラリー・ビョルンで購入した、小林さんの「ヨルノニヲイ。」です。12cm×12cmの小品で、日本へ空輸された最新作です。 小林悦子・作「ヨルノニヲイ。」20

新春の入川家を海野千尋さんの人形で再現しました。周りには縁起物のしめ飾りや蝙蝠やアマビエが設えられています。ミカンはハイジさん作、蝙蝠は岩垣奈保さん作、アマビエは神崎勝典さん作です。幸せそうなご家族自体が、最高の縁起物です!。元の画像:https://www.facebook.com/photo/?fbid=3415085808747865&set=a.2703920363197750

ハイジさん・作「くろねこのkuro」によるルノアールと青山正治の絵画世界の再現

ハイジさん作、「くろねこのkuro」が我が家にやって来ました。 kuroは、千葉県生まれで推定年齢が15歳です。尻尾を含まない身長が6cmで、幅の広い尻尾と、小さな手と脚がチャームポイントです。 第1部 さっそく、kuroのデビュー作をプロデュースしました。モチーフは、かつて京都市美術館で開催された「光紡ぐ肌のルノワール展」(2016年3月19日〜6月5日)で観た、ルノアール作「猫を抱く女」1)です。 ルノアール作「猫を抱く女」1875年頃 猫を抱く女性には、海野千尋

ヨシダコウブンさんの造形作品と京都大原三千院・阿弥陀三尊との表現の一致性

広島県福山市在住の総合芸術家、ヨシダコウブンさん(表題画像)から、岡山市のクレド岡山にある伝説のセレクトショップdouce(ドゥース)に「神聖なケモノ・シリーズ」の新しい作品が送られてきました。douceオーナーの迫田美加子さんが荷物を開封すると、作品の中に、しっくりと展示できないものがありました。うつむいて地面を探索しているようなケモノが2体あったのです。 迫田さんはしばらく考えて、2体のケモノを起こして、ひとまわり大きいケモノと一緒にして、3体を並べてみました。 する