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ミカコさん

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大人の街、クレド岡山のキーパースン、ミカコさんを紹介します。
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ミカコさん

70万都市・岡山市の、北区中山下にある高層商業施設「クレド岡山」は、ハイセンスな大人が集う街です。 ミカコさんは、そんな大人の街で、「 douce 」と 「art space MUSEE」 の2店舗のセレクト・ショップを経営しています。 ミカコさんは、キュレーターとして、優れた審美眼を持っています。 ミカコさんは、自分が認めたアーティストの作品を、とことん応援します。 ミカコさんは、頼み事をすると、いつも「いいですよ!」と返事してくれます。 いつも、やさしくて、前向き

ミカコさん2

70万都市・岡山市の北区中山下にある「クレド岡山」は、天空にそびえる高層商業施設です。 伝説のセレクトショップdouceは、クレド岡山の1階フロアにあります。 オーナーのミカコさんは、自分が見込んだ作家の作品を長く店内に展示します。そうして、絶え間なく作品と購入者との出会いの場をプロデュースし、運命の不思議なめぐり合わせを辛抱強く待ちます。 筆者もここで、作品に呼び寄せられた・・作品が待っていてくれた・・といった思もかけないめぐり合わせをたびたび経験しました。 ミカコ

ミカコさん3

ミカコさんは、岡山市の高層商業施設、クレド岡山1階にある伝説のセレクトショップdouce(ドゥース)のオーナーです。 ショップの中央には、天野こうゆう・さんのコーナーがあります。こうゆうさんは、倉敷・高蔵寺第16代住職で、「ほほえみのほとけ作家」として有名な方です。 ご縁を訊いてみたら、こうゆうさんが、douceで開催された企画展「おきなわ東西南北」(2020年3月)で、菅野眞亜沙さんの応援に立ち寄られたのがきっかけだったそうです。その際、こうゆうさんの作品展示の話が出た

ミカコさん4

瀬戸内海に面した岡山は、日本一晴天の日が多い、「晴れの国」です。 岡山県南西部、寄島町は、晴天に恵まれた気候風土で麦畑が多くあり、その麦わらを使って、麦わら帽子の製造が盛んでした。しかし、世の中が競争社会になるにつれて、価格競争が生まれ、他の製造業と同様に、製造コストが安い海外に工場を移転する会社が相次ぎ、地場産業は衰退してしまいました。 帽子製造を家業とする家に生まれた、「有限会社 柏原」の柏原久隆さんは、そのような逆境のなかで、日本の職人の技術と感性による made i

ミカコさん5~審美的感性を貫いた純真な生き方~

ミカコさんは、岡山市の高層商業施設クレド岡山で、ハンドメイドのアート作品や工芸作品を扱うセレクトショップを営む、異色の経営者です。 近年、岡山市の商業の中心地が、それまでの表町周辺から、JR岡山駅周辺に移動し、クレド岡山のある表町界隈はかつての賑わいが失われてしまいましたが、その経営には揺るぎがありません。 主力店舗であるdouce(ドゥース)には、ミカコさんが、様々な縁で知り合った、個人で活動するアート作家や工芸作家から直接作品が納品されます。それらの作品はすべてハンド

ミカコさん6

画像は、アパレルブランド店のオーナー時代のミカコさんによる、手書きのチラシです。 今では、たいていのお店のホームページに、商品のカラー画像が格子状に並べられて紹介されていますが、筆者には、それらよりも遙かに魅力的に思えます。 それは何故でしょうか? 筆者が、小中学生時代は、普通紙のコピー機はありませんでした。学級新聞を発刊するときは、ガリ版印刷といって、専用用紙に針で文字やイラストを刻んで、それをいわゆる版画の要領で、インクをつけて、一枚一枚手作業で刷っていました。クラ

douceの迫田美加子さんが目利きした栗の箸です。栗は硬性が高く、重量や振動がダイレクトに身体に伝わります。麺を食すとき、麺の重みに、はっとし、新鮮な体験ができます。器や食材と接触した振動を増幅して伝えてくれるのが擦弦楽器のようです。木目の捻れを残していて、郷愁感がある逸品です。

天野こうゆう・さんによる土人形「フランケンシュタイン」の深い意味〜伝説のセレクトショップdouceにて〜

小説「フランケンシュタイン」は、科学者フランケンシュタインが生命の創造に魅了されて、当時の最先端技術であった化学と錬金術を駆使して人造人間を作り出す物語です。 いつしか巷では、この人造人間のことをフランケンシュタインと呼ぶようになりました。モンスターが登場するオカルト小説と思われる事が多いのですが、生命とは何か、生きているとはどういうことか、を問いかける文学作品としての一面があります。 岡山市の高層商業施設、クレド岡山1階にある伝説のセレクトショップdouce(ドゥース)を

ナツコさん2〜ナツコさんの青春探訪〜

ナツコさんは、岡山市の高層商業施設・クレド岡山3階の雑貨店「シュランク」のオーナーです。 お店は、ただ可愛いだけでなく、奥深い感じがして、異界から来たような不思議な雰囲気のある、クセになるグッズで溢れています。 お店には、いつもコンスタントに顧客が訪れて、今ではクレド岡山の有力ショップになっています。 お店は7年前に表町中地下タウンから移転して来ました。表町中地下タウンのあったビルが老朽化して建て替えられることになり、テナントが退去しなければならなくなった時、以前からナツ