マガジンのカバー画像

土井絢加さんの陶作品の紹介

4
土井絢加さんは、鳥取県出身の陶作家で、とても明るくて人柄が良い方です。そんな土井さんの作品紹介をまとめてみました。
運営しているクリエイター

記事一覧

入川家の「別世界」との交流の物語〜ちょっと込み入ったお話〜

私たちがいるこの宇宙は、唯一無二の宇宙ではなく、多数の宇宙と並立して存在する多重世界の構造になっていることが、数理学的に支持されています。 岡山市・旭川河岸にあるカフェ、カフェ・モヤウのランチ・トレーは、多重世界の解りやすいモデルになっています。すなわち、主菜の皿がいくつも並列してあり、メインが決まっていません。 私たちは、今住んでいる、この宇宙の外に出て、ランチ・トレーを眺めるように、この宇宙や他の宇宙を外から観測することができないので、原理的に多重世界の存在を直接確か

造形作家、土井絢加さんの陶作品に潜在したピエール・ボナールの日本美術へのオマージュ

過日(2022.11.30~12.5)、岡山市中区の岡アートギャラリーにおいて、3人の若手作家(海野千尋、土井絢加、フジワラユキ)によるグループ展「さんかくてん」が開催されました。 毎年、競い合って成長する作家達の成長が楽しみで、今年は1カ月前から有給休暇を申請して、開催初日に一番乗りで会場の岡アートギャラリーに駆けつけました。 会場でまず最初に目に飛び込んできたのは、造形作家、土井絢加さんによるキャラクター化されたクマの造形です。 平板的にデフォルメされた体と平面的に

ヨシダコウブンさんと仲間達〜我が家の芸能事務所の俳優による「ジョーネツ・タイリク」の再現

我が家では、アート作品で新年の設えをし、こころゆたかに新年を迎えることができました。画像はその一つ、土井絢加さんによる陶器作品、鏡餅です。 さて、ケモノノスミカ工房を主催するヨシダコウブンさんは、福山・倉敷・岡山方面において、大所帯のアーティストを束ねるキーパーソンです。ちなみに、フェイスブックの友達は、1000名を超えています。 コーブンさんは、自らの作品を地元のみならず、首都圏や関西で発表されると同時に、大規模な展示会を企画し、地域のアーティスト達に発表の場を与えます

田沢千草さん作「慈雨」と土井絢加さん作「花運ぶ人Ⅰ」です。様式が異なりますが、風に乗ってやって来た恵みをもたらす存在が、明るく、かわいらしく表現されています。絵の具や釉薬を塗り重ねて追求された質感に高いアート性を感じます。お二人の作品が出会って、世界への恵みが二乗になりそうです。