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一〇五度……🌸🌸

 佐藤まどかさんの「一〇五度」を読んだ時に、エッセイ教室で「文章はデザインするものだ」といわれたことと「眼光紙背に徹す」といわれたことを思い出した。

 私は、どこか一生懸命なところがないのだと思う。

 私はなぜか、一生懸命何かをしても社会は認めてはくれない、という漠然としたあきらめがあった。

 だが、一生懸命何かをやっていると、認めてくれる、ということを「ケアマネージャー」をしているときに知ることができた。

 利用者さんも信頼してくれていたが、妹が病気になって、自分の体力にも限界を感じて仕事をやめた。

 それから、なにかを書きたいとずっと思っていたので、小説教室に通い始めたが、途中で先生が亡くなって、書きたい気持ちが中途半端になってしまった。

 そのあとで通い始めたエッセイ教室も今年いっぱいで終了になってしまう。

 幸運なことに「童話の会」に入ることができて、「季節風」という同人誌にも入会させていただいた。

 全身全霊を傾けて描く努力をしようと思う。

 小さな野の花も一所懸命咲いている。

 私もそんな人生を送りたい。

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