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気象予報士試験 独学一発合格体験記 #12 実技 勉強法①

2023年8月に行われた第60回気象予報士試験に独学で一発合格しました。
その記録を適当に書いていきます。


今回は実技の勉強法について記載します。

勉強法についてはこれまで何回か記載してきましたが、それらを踏まえた上で、実技をどのように勉強したかについて具体的に記載します。


実技の大まかな勉強の手順は以下のようになります。
基本的には一般知識や専門知識と手順は同じです。

① 「かんたん合格テキスト」を読む。

② 「かんたん合格テキスト」内の演習問題を解く。

③ ①と②をもう1回繰り返す。

④ 「精選問題集」を解く。

⑤ ①②④をもう1回繰り返す。ノートにもまとめる。

⑥ 過去問を解く。なお、直近3回分は残しておく。

⑦ ④⑥をもう1回繰り返す。この際、解答をまとめる。

⑧(試験直前)過去問のうち、残しておいた直近3回分を解く。

⑨(試験直前)まとめたノートを見直す、問題は間違えた問題のみをざっと見直し、間違えやすいパターンをまとめる。


一般知識・専門知識と同様、結構な量を勉強しているように思いますが、それぞれの項目はそれほど時間がかからず、かつ繰り返すことによってスピードが上がるので、実際にはそれほど大変という感じはしませんでした。

ただし、それでも一般知識・専門知識よりは手厚く勉強しました。
一般知識と専門知識は、正直勉強を開始して早々に合格点を超えられると感じ、試験合格の鍵は実技にあると考えたためです。

上記のそれぞれについて少し詳しく説明します。


① 「かんたん合格テキスト」を読む。

これは特筆すべきことはないですが、天気記号等、細かい点はこの時点では覚えきれてませんでした。


② 「かんたん合格テキスト」内の演習問題を解く。

こちらも特に記載すべきことはないですが、この時点では時間は計らずに解いてました。⑥の過去問を解くまでは時間は気にしてませんでした。

重要な点をテキストに書き込むことや間違えた問題に印をつけておくことは一般知識・専門知識と同じです。


③ ①と②をもう1回繰り返す。

これをもう1回繰り返して、記憶の定着と解答の記述方法について学び直しました。

なお、①②が終わったらすぐに繰り返したのではなく、別の科目の勉強をしてから戻ってくるという流れでした。


④ 「精選問題集」を解く。

その後、「精選問題集」(=過去問)に取り掛かりました。
この段階でも問題を解く際に時間は気にしてませんでした。

なお、本来①②をやった後に「精選問題集」に取り掛かるつもりだったのですが、過去に記載したとおり掲載されている最初の問題(第46回実技2)が難しすぎ、学び直しが必要だと思い①②を繰り返した経緯があります。

結果的にこの問題が難し過ぎただけなのですが。
ただ、距離を測る問題は「かんたん合格テキスト」の演習にもなかったはずなので、そこら辺は新たに学び直しました。


⑤ ①②④をもう1回繰り返す。ノートにもまとめる。

過去問を解く前に、再度①②④を繰り返しました。

この際、重要な情報をノートにまとめました。
例えば、各天気図の見方や特徴、温帯低気圧や台風の特徴といった重要な点です。

これらは「かんたん合格テキスト」にも記載があったものの、情報が散らばっている感もあり、整理が必要だと考えたためです。


⑥ 過去問を解く。なお、直近3回分は残しておく。

ここから過去問を本格的に解き始めました。時間も測りながら。

直近3回分を残した理由は、一般知識・専門知識の場合と同じで、ほぼ試験に臨むレベルの状態(手順で言うと⑦が終わったくらい)で実際に過去問を解き、時間は足りるか・何点取れるか、を確認できるようにするためです。

実技の過去問は5年分(10回分)解いたので、この時点では7回分を解いたことになります。

重要事項をノートにまとめるのは⑤と同じになります。

なお、「かんたん合格テキスト」内の演習は、これ以降は解いてもなく試験直前でも見直しもしませんでした。
これは、解答の書き方が「かんたん合格テキスト」と過去問の解答例で若干異なる感じがし、過去問の解答例を参考にした方が良いと考えてためです。


⑦ ④⑥をもう1回繰り返す。この際、解答をまとめる。

ここで「精選問題集」と「過去問」を再度解き直しました。

なので、「精選問題集」は3回、「過去問」は2回解いたことになります(ただし、直近3回分は除く)。

また、実技は解答の記述方法が独特な感じがすると考え、解答をまとめる作業を行いました。
これについては次回詳細を記載します。


⑧(試験直前)過去問のうち、残しておいた直近3回分を解く。

ここで実力の確認がてら残りの過去問を解きます。これは試験直前にやりました。

なお、一般知識と専門知識も過去問を残しておいて試験2週間くらいに解きましたが、実技については残しておいた問題は1週間前から解き始めました。

実技については新しい知識が必要になることはないだろうと思って直前にしたのですが、結果的にはもう少し早い段階で解けば良かったと思いました。


⑨(試験直前)まとめたノートを見直す、問題は間違えた問題のみをざっと見直し、間違えやすいパターンをまとめる。

ノートを見直すのは特筆すべきことはありません。

間違えた問題は、全部解き直すと時間がないため、ざっと問題とその答えを見直しました。

また、上記も踏まえて自分が間違えやすいパターンを整理し、まとめました。
こちらについても次回に詳細を記載します。


以上のような手順を踏んで、実技を勉強しました。

繰り返しになりますが、試験合格のポイントは実技にあると考え、一般知識&専門知識よりは手厚く勉強しました。
結果的には、この方針で勉強の量に差をつけて正解だと考えています。


今回は以上になります。

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